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景邁山、世界遺産登録1年で40.2万人の観光客を受け入れ

雲南省にある普洱の景邁山古茶林の文化的景観が世界遺産に登録され、まもなく1年となります。
それを記念して、世界遺産登録1周年の記者会見があったようです。

 

9月12日午後、普洱の景邁山古茶林の文化的景観の世界遺産登録成功1周年記者会見が普洱市行政センターで開催されました。
普洱市人民政府の副市長である胡剣栄氏が景邁山の世界遺産登録成功から1年で遺産地の継承保護と利用の状況について、会見を行いました。

報告書によると、この1年、普洱市は習近平文化思想と習近平生態文明思想を徹底的に研究・実践し、『世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約』を遵守し、保護を第一に、継承を優先し、管理の強化を継続的に行い、持続可能な利用を着実に推進しています。法規制度は日増しに整えられ、保護と利用の効益は顕著で、文化イベントも豊富で多彩で、産業発展も盛んで、地域社会の参加も深まり、対外的な宣伝も引き続き力を発揮していて、顕著な成績を収めているとしています。2023年10月、景邁山は生態環境部が命名した第7回全国”緑水青山は金山銀山”の実践イノベーション基地とされました。

報告書によると、普洱市は文化景観保護と発展国際学術シンポジウム、国際観光博覧会の瀾滄イベント会場、”千山万山はなぜ景邁山”ブランドフォーラム、景邁山春茶開茶季などの一連のテーマイベントを開催し、120あまりの海外の旅行社が景邁山古茶林文化の旅を行いました。景邁山秘境茶旅体験イベントは2023年全国無形遺産と旅行の融合特色事例に選ばれ、芒景村は雲南省金メダル旅行村に選ばれ、”景邁山”関連の検索量はCTripの中で161%増加し、美団の県作料は500%以上も増加し、のべ40.2万人の旅行客を受け入れており、これは前年比で33.52%の伸びで、旅行収入は3.38億元、前年比で184%増を実現しました。

報告書によると、この1年、普洱市は”世界の普洱・中国の茶”文化ブランドを打ち出し、普洱茶産業の発展とグレードアップを加速し、茅台集団と共同で”普茅号”普洱茶ブランドを立ち上げ、広州”八馬茶業”と共同での製品研究を行い、”雲上景邁”普洱茶と”鼎和景邁”世界遺産登録成功記念茶を発売し、中国の普洱茶業界で初めての瀾滄古茶の香港市場上場を後押ししました。2023年、景邁山茶産業は総合産出額5.17億元、前年比31.55%の伸びを実現しています。

報告会は普洱市政府情報局が主催しました。普洱市文化と旅行局局長の肖会強氏、普洱景邁山古茶林保護管理局局長であり瀾滄ラフ族自治県委員会の副書記である張丕生氏、瀾滄景邁布傣茶葉農民専業合作社代表の尹一然氏、瀾滄県恵民鎮芒景村翁哇小組の村民である玉呢氏が、それぞれ遺産地の継承と保護、普洱市の旅行業の急速な発展、全体経済の発展、村民の持続的な増収などの記者からの質問に回答していました。

記者会見には中央メディアの雲南省支局、雲南省のメディアと普洱市のメディアなど20社あまりが参加していました。

 

世界遺産の登録効果で、旅行客なども増加しているようです。

 

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