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武夷山燕子窠”三茶”統籌館、今月下旬に一般開放

福建省武夷山市の風景区にある燕子窠は、習近平主席が訪問したことで有名になった茶産地です。
今月下旬に、その記念館のような施設がオープンするそうです。

 

3月5日、武夷山燕子窠”三茶”統籌館の建設現場では、周囲を取り囲む施工フェンスが基本的に撤去され、現場では掘削機が”舞い踊り”、車両の往来も頻繁で、100名近い作業員たちがそれぞれの職務を行っていて、朝から賑わっていました。

ここ数日、施工チームは時間を有効活用して、進度を上げるべく、建設目標に向かって全力で奮闘していました。
「今は屋外の作業、外構の作業、緑化および駐車場の建設を行っていて、今日には屋外工程は完了する予定です」と現場責任者である呉駿介氏は言います。燕子窠”三茶”統籌館は3月22日に正式に一般開放される予定で、現在、1号棟、2号棟および庭園の主要工事は完了しています。

取材によると、燕子窠”三茶”統籌館は武夷山市星村鎮燕子窠生態茶園模範基地のそばにあり、面積5468平方メートル、約1600万元が投じられています。
プロジェクトは”三茶”統籌展示館と”三茶”体験館の両棟の建築で、体験館では特色ある産品の販売、文化体験などに用いられます。
”三茶”統籌展示館では、”茶文化、茶産業、茶の科学技術”という緑色産業発展の新しいコンセプトを展示しています。

 

「展示館が完工すれば、燕子窠風景区のサービス施設と文化展示機能がより揃うことになり、市民、旅行客が茶文化、茶産業、茶の科学技術の成長の成果を分かりやすく理解できるようになり、お茶を味わうと同時に生態茶園の風景も見てもらえるので、一枚の葉を愛するところから、この山を愛してもらえることに繋がると思います」と燕子窠”三茶”統籌館の設計責任者である張丹楓氏は言います。空間の面では、建物全体に竹を用いており、周囲の風景を引き込んで、武夷山の茶文化要素と融合し、建築物と自然が調和するようにしています。
展示内容についても、武夷山茶の歴史、成長と計画をメインとし、文化と科学の普及、インタラクティブな体験、成果の展示など、様々な機能を兼ね備えていて、”三茶”統籌をベースにした模範的な展示館になります。

 

昨年の10月に訪問した際に、建設現場は見ているのですが、ほぼ何も無い状態でした。そこから突貫工事で今月下旬にオープン予定とのことです。
”三茶”統籌というのは、習近平主席の打ち出しているコンセプトです。
正直、中身はあまり無いバズワードだと思っているのですが、武夷岩茶に関して色々分かる展示館は、あるようで無かったので、その点では行く価値はあるかもしれません(ただし、風景区の裏側なので、交通の便はあまり良くない)。

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