ここ数年で、大ヒットした小青柑。
小さな柑橘の中に茶葉を詰めたものですが、どうやって飲むのか分からない方もいらっしゃると思います。
淹れ方を紹介した記事がありましたので、ご紹介します。
ここ2年の小青柑のブームは驚異的で、ずっと論争があるとはいえ、一部のお茶の愛好家が小青柑を好んで飲んでいるのは紛れもない事実です。
今日は小青柑についての議論ではなく、みなさんに小青柑を愛飲する方が、いつもやっている3種類の入れ方をご紹介したいと思います。
1. 丸ごと入れる方法
1つめは最も一般的で、古典的な方法である丸ごと入れる方法です。
丸ごと入れる場合でよく見かける茶器は蓋碗あるいはガラスコップです。まず小青柑の外側の包装を取り除き、蓋になっている皮を開け、1粒を丸ごと蓋碗あるいはガラスコップに入れます。
淹れるお湯の温度は95℃以上がお薦めで、一点に集中して入れても良いですし、表面全体に掛けるようにしても良くて、徐々に小青柑の味が出て来ます。
丸ごと入れる方法は、お茶の色が浅い色から深い色になり、また深い色から浅い色になる過程を直接見ることができ、また小青柑の味が淡いものから濃くなり、また濃いものから淡くなるという変化を味わうこともでき、鑑賞と味わうといういずれの面でもとても良い体験になります。
2.穴を空けてから淹れる方法
2つめの方法は、穴を空けてから淹れる方法です。
良く知っている方は、淹れる前に茶針を使って小青柑の表面に何個かの小さな穴を空け、それから蓋碗あるいはガラスコップの中に入れます。穴を空けるときに特に注意するべきことは穴を空けすぎたり、大きく空けすぎないようにすることで、そうしないとお茶が漏れてしまいます。その後は丸ごと淹れる方法に従って淹れていきます。
穴を空ける淹れ方は、丸ごと入れる方法と比較すると、茶湯がより早く出て、さらに小青柑の濃醇な味わいを味わうことができます。そして茶湯がそれぞれの穴から中に入っていき溢れ出てくるのは、視覚的に面白いだけではなくて、お茶を飲む人たちの飲みたいという気持ちを高めることもできます。
3.砕いてから入れる方法
3つめの方法は砕いてから入れる方法です。
まず茶針を使って小青柑を刺して破り、手で潰したり、割ったりします。この淹れ方はガラスコップで入れるのには適さず、蓋碗を使う方が良くて、水温も95℃以上が良いです。
砕いて入れる方法の具体的な淹れ方は、散茶の淹れ方が参考になり、1煎ずつ味わうか、2煎をまとめてブレンドして味わうのが良く、濃淡の程度は個々人の好みに合わせて調整することができます。
先の2つの淹れ方と比べると、砕いて入れる方法は茶の愛が出てくるのが最も早くて、味もしっかりしており、茶の香りと柑橘の皮の香りが最もよく融合していて、香気と味わいはより濃く厚みがあるものになります。
小青柑は丸ごと入れるのが最もスタンダードですが、穴を空けたり、砕いたりと色々な飲み方ができます。
ぜひお試しください。