先日、福建省福鼎市で「第1回 中国白茶交易大会」というイベントが開催されたのですが、それに合わせて新しい白茶の生葉取引市場も開業したそうです。
山には新緑があふれ、お茶の香りが漂います。3月30日、中国白茶核心主産区茶青交易市場が正式にオープンしました。
福建省政協委員会の元副主席の陳増光氏、福建省政協委員会元副主席で海峡両岸茶業交流協会元会長の陳紹軍氏、寧徳市委員会元副書記の唐頤氏、福鼎市委員会書記の林青氏、福鼎市人民代表大会常務委員会主任の蔡梅生氏、福鼎市人民代表大会常務委員会副主任の藍進和氏、福鼎市茶業協会党支部書記の陳興華氏などの指導者が来賓として開業式典に出席しました。
中国白茶核心主産区茶青交易市場は面積18畝で、平屋の建築面積は4977㎡、プロジェクトの総投資額は3620万元で、室内の生葉ブース128カ所を設け、周辺には2000台あまりの駐車スペースを設け、点頭鎮などの400あまりの茶葉加工企業に対しての優良な生葉原料の供給を主に担い、一日平均の生葉取引はのべ2万人で、点頭鎮の千以上の茶葉店にも広がります。
取材によると、新しい生葉取引市場が供用後、旧生葉取引市場はすぐに使用を停止するとのことです。
「中国白茶核心主産区茶青交易市場が稼働することは、茶農家に便利で規範のある標準的な取引場所を提供するだけではなく、認証された取引を行うことで茶葉会社の高品質な生葉の買い上げを保証することで、茶産業従業者の増収と福鼎白茶産業の良好な成長を促すのです」と点頭鎮党委員会委員で人民代表大会首席の季慶杞氏は言います。
この生葉取引市場では茶葉会社の展示販売会、茶産業の教育訓練会、闘茶コンテストなどの重要な茶のイベントを行う機能も備えており、外部からの茶人や茶商たちとの取引協力、文化交流イベントなどもできます。これは福鼎市の茶産業の営業環境を全面的に高めるもので、茶に関するサービスをより良くする重要な措置であるとともに、福鼎市の白茶文化をプロモーションし、白茶ブランドの伝播を担う重要なプラットフォームでもあります。
点頭鎮党委員会書記の張龍貴氏の話:
「我々は先進的で科学的な管理方法を学び続けなければなりませんし、管理システムをより良いもののにしていき、より多くの茶葉会社や茶農家のためにサービスをして行くことで、中国白茶の特色ある地域を新たな発展段階に進め、福鼎白茶産業の健全な発展を促し、農村の振興に新しいエネルギーを与えていきます」
あまり見ない産地の生葉市場の様子でした。
単に新しい生葉取引市場が出来ただけではなく、取引の際にトレーサビリティー用のQRコードを読み込ませて、取引の透明化も図っているようです。
中国の茶業界はどんどんITを導入して、高度化して行っているのが分かります。