お茶は年輩の人の専売特許のように感じるのは、日本も中国も差は無いと思いますが、最近、中国では80后、90后と呼ばれる1980年代、90年代生まれの間でも、お茶の消費が広がっているようです。
四川省眉山市の地元紙の記事をご紹介します。
茶叶“80”后成茶消费主力 网购成买茶新途径
中国盛产茶叶,甚至许多人将品茗称为“国饮”,受到深厚的茶文化影响,不少人一直认为爱饮茶是中老年人的专长。殊不知,饮茶已经进入快节奏的职场生活,成为不少“80”后工作、休闲以及商务交往中的一道靓丽风景线,可以说茶叶消费有年轻化的趋势。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/1028/article_175145.html
中国はお茶を盛んに生産し、非常に多くの人が飲むので”国飲”とも言われます。深い茶文化の影響から、多くの人は、お茶を飲むことは中高年のすることだと思っています。実は、お茶を飲むことは既に急速に職場の中に入っていて、多くの”80后(訳注:1980年代生まれの世代)”の仕事や休暇、ビジネスの交流の中でよく見られる光景となっており、茶の消費は若年化している傾向にあると言えるでしょう。
<80后が茶の消費の主力に>
かつてはお茶を入れて飲むことは、ずっと中高年の生活のシンボルだと考えられてきました。しかし、最近取材をしてみると、我が市でもより多くの80后、90后が進んで伝統的な茶文化に触れるようになってきており、茶の消費者層は年々、若年化の傾向にあります。
「今の生活リズムはとても速く、私は休みの時には花茶を淹れて、音楽を聴きながら、リラックスするのが好きです」と27才の鄧さんは言います。彼女は仕事を始めてから3年で、まさに必死で働く時期で、彼女にとってお茶を飲むことは忙しい生活を調整する役割があるようです。
30才の王さんはかつてイギリスに留学していたことがあり、そこで、彼女はアフタヌーンティーを飲むことを覚えました。「帰国してからは、このような休み方がとても恋しいのです。一度、友人が集まったときに地元のお茶を飲んだところ、それから好きになりました」と王さんは言います。これ以後、新茶が発売されると、自分で少し購入し、自分なりの飲み方を試してみるとともに、自分でお菓子を焼いて,一緒に楽しむようになったそうです。
「今は車を運転するときはお酒を飲めないのが常識になり、みんなが一緒に集まるときにはお茶を飲むのですが、私はこの方がずっと良いと思います」。38才の紀さんは、毎週定期的に友人たちと眉山の東坡湖のほとりにある茶楼に集まって、お茶を味わいながら過ごします。彼にとっては、お酒の飲み過ぎは身体を壊しますが、お茶を飲むことは健康によいのです。
<緑茶が若者に人気>
取材を進めると、現在お茶を飲む人が若年化しているだけではなく、お茶を飲むことによって養生に充てることを重視したり、”時宜にあったお茶の飲み方”を追求していることが分かりました。
「春茶は苦くて、夏茶は渋いので、美味しいのは秋の白露茶ですね」と28才の劉さんは秋茶を好みます。鉄観音だけで無く、地元・眉山のお茶も彼は大変好んでいます。「明前茶は私はいつも龍芽を買い、夏はジャスミン茶を飲み、秋は自然と紅茶が飲みたくなります。でも、今年の新茶の紅茶は私は飲みません。大抵、2,3年置いたのを飲みます」。お茶について話すと、劉さんはとても詳しい人のようです。
この他、取材を行っていると、現在市場で売っている茶葉でも緑茶が若者に最も人気で、殆どの茶葉店には数種類の違った品種の緑茶があります。眉山市内の茶葉店の主人は「私は毎月良い緑茶を数十斤売り出し、多くの種類からお客さんに選んでもらっています」と話します。
<ネットで購入がお茶の新しい買い方に>
実店舗の販売も盛況ですが、若い消費者は様々な物をネットで購入するように、茶葉もその例外ではありません。若いホワイトカラーの苟さんは、普段からお茶を飲むのが好きですが、実店舗の茶葉は彼には気に入らないので、彼はネット上で自分の納得のいく茶葉を選んで購入するようになりました。現在では彼はいつも購入する茶葉のネットショップがあり、数ヶ月ごとにその店で購入します。
「私は現在は茶葉をネットショップで購入しています。店主は自分の茶園を持っていて、茶葉は自分で作って自分で売っているので、製品はとても新鮮です。さらにパッケージもセンスが良いので、何度か友達にも贈ったことがあります」と彼は言います。彼に影響されて、彼の周りでも多くの友人がお茶を好んで飲むようになったそうです。
後日、記者があるネットショッピングサイトに”茶葉”というキーワードを入れて検索したところ、すぐに100ページ以上もの検索結果が出て来て、その種類がとても多いことに驚かされました。販売量から見ても販売されているいくつかの茶葉は、月間の販売量が1万件以上の取引になっていると書かれていました。ある茶葉のネットショップのサービスセンターに問い合わせてみると、この担当者が言うには、「茶葉を購入する顧客の大多数は20~30才の若者で、これらの人々は普段からネットで物を購入する習慣があるので、ネット上でお茶を買うことは極めて当たり前のことなのです」
中国では若年層にお茶を飲む習慣が広がってきているようです。
最近、ネットでのお茶の売り上げが大きくなっているという報道もされていますが、それらを牽引しているのは、こうした若年層の新しい顧客たちのようです。