中国メディアが、ベトナム茶の最大の輸出相手国が台湾であることを報じています。
2024年の最初の5ヶ月間で、ベトナムは台湾にとっての最大の茶葉供給国であり、その量は5300トン、金額は870万米ドルとなりました。
ベトナム産業貿易省輸出入局が台湾税関のデータを引用したものによると、2024年の最初の5ヶ月間で、台湾の茶葉輸入量は1万800トン、金額は3170万米ドルとなり、前年比でそれぞれ2.8%、0.8%の増加となっています。
2024年の最初の5ヶ月間で、台湾の茶葉輸入平均価格は1トンあたり2944.4米ドルで、前年比で1.9%下落しています。
同時期で、台湾のベトナムから輸入した茶葉量は首位であり、5300トン、金額は870万米ドルとなり、前年比で8.8%と7.5%の伸びとなりました。
その次がスリランカで輸入量は1700トン、金額は770万米ドルで、前年比で7.7%と5.2%減となりました。
インドからの輸入量は1100トン、金額は250万米ドルで、前年比で5.3%と14.7%減となりました。
ベトナムの茶葉の台湾への輸出平均価格は低く、1トンあたり1643.7米ドルで、前年比で1.3%下落しました。
しかし、台湾がスリランカ、日本、ケニアなどのその他の市場から輸入する茶葉の平均価格よりは高くなっています。
茶葉の種類から見ると、紅茶と緑茶が台湾の同時期の輸入の主要品目となっています。
そのうち、紅茶の輸入量が最大で、7600トンに達し、金額は1990万米ドルで、それぞれ1.3%の伸びと0.7%の下落となっています。
ベトナムは台湾の主要な紅茶供給国で、供給量は3200トン、金額は490万米ドルで、前年比でそれぞれ9.1%と10.7%の伸びとなっています。台湾の香茶輸入総量の41.5%を占めており、それに続くのは、スリランカ、インド、インドネシアなどです。
緑茶については、台湾の同時期の輸入量は3100トンで、金額は1180万米ドル、昨年比で6.5%と3.5%の増加となっています。
ベトナムは台湾にとって最大の緑茶供給国で、台湾の緑茶総輸入量の68.8%を占めます。その次は日本(26.5%を占める)、インドネシア、スリランカ、タイなどの国家と地域です。提供される緑茶は台湾の総輸入量に占める比率は比較的低くなっています。
台湾の輸入統計は少し不思議な点があり、ベトナムからはあまり烏龍茶が輸入されていないことになっています。