安徽省の祁門紅茶の茶摘みが始まっているようです。
先日、祁門県の19万畝の春茶が全面的に茶摘みシーズンに入り、茶葉の品質と価格は例年よりも少し上昇しました。茶産業は祁門県のエコな発展を進め、高品質な発展の有力な担い手です。
柏渓郷の生態有機茶園では、山に沿って茶樹が何層にも伸び、一枚一枚の新芽が緑を吹き出し、茶園には生気が溢れていました。
毎年、清明、穀雨前後は春茶の茶摘みのゴールデンタイムで、茶摘み人の人手が足りず、周辺の区県から大量の茶摘み人を募集して、時期を捉えて春茶を摘みます。
「私たちは休寧県からやって来ていて、一行は20人です。ここで茶葉を摘むのは、宿泊と食事、車での送迎がついて、工賃は1日150元です。今はまだ茶葉がそんなに多くないので、まだ人は少なくて、一日に3斤前後は摘めます。茶葉の多い時期になれば、もう少し人が来るでしょう」と茶摘み人の汪春霞さんは言います。
2022年、祁門紅茶製造技術は無形文化遺産代表性リストに登録されました。
さまざまな消費者の需要を満足させるために、祁門県では祁門紅茶の特徴ある風味を安定化させるキーテクノロジーの研究開発を行っていて、新製品を作り出しました。この新製品は花香がハッキリしていて、茶汁は甘く、国内外の市場で若い消費者に歓迎されています。
「私たちは祁門紅茶の香気安定化技術を適用し、香気の上昇をしながら、苦渋味を解決しています。このように作った茶葉は若い人に合うのです」と祁門紅茶無形文化遺産保護協会の責任者の王昶氏は言います。
祁門県は党の二十大精神と習近平総書記の茶産業の発展に関する重要指示を深く学び、製品の品質を高め製品の基盤を高めることで、茶葉の栽培、加工、販売の一体化をし、生産と販売を連合させ、茶と旅の融合的な発展である”三産”融合発展モデルに昇華させ、茶産業の持続的で健全な発展を促進します。これにより、祁門紅茶は農村の新興という道筋でその力を全面的に発揮していきます。今年、祁門紅茶の総合産出額は60億元を超える見込みで、茶農家の一人当たり収入は7200元前後になる見込みです。
祁門紅茶の生産も始まったようです。
最近の花果香紅茶の技術を応用したものか、より香り高く渋みの少ない祁門紅茶も開発されているようです。
どうも中国の若者も、こうした紅茶を好むようになっているようです。