四川省楽山市の沐川県で生産されている”窨花紅茶”。
その工場に全国からやって来た茶商の視察団が訪問したようです。
9月24日夜、全国各地からやって来た26名の茶商たちの視察団が、沐川県にやってきて”窨花紅茶”の生産技術を研究し、そこにある無限の商機を発掘して、沐川の”窨花紅茶”が四川を出て、全国へ向かうことを助けます。
この夜、視察団は楽楽山生態農業有限公司の”窨花紅茶”生産工場に入ると、工場内に漂う濃郁な玫瑰の芳しい香りに魅了され、視察団の目には3000斤あまりの玫瑰の花が絨毯のように敷き詰められている花の海に驚きました。工場のスタッフたちは玫瑰の鮮やかな花を萎凋槽に敷き詰め、拆花、攤涼という”窨花紅茶”を製造する最初の工程を行っていました。視察に来た茶商たちは待ちきれない様子でスマートフォンを取り出し、工場の中で加工の様子をライブ動画に収め、今回の視察で感じたことをシェアしていました。
「私はオンラインで販売をしていますが、楽楽山の”窨花紅茶”が非常に良く、そして玫瑰花茶の特別なセールスポイントがあることを偶然発見しました。後方での私が得た全体の印象は非常に驚くべきものでした。帰ったら、私は周囲にいるライブ配信の達人たちと一緒に大いにプロモーションを行い、このようなお茶はきっと沐川を出て、四川を出て、全国に広めるべきdと思っています」と”窨花紅茶”の湖北省武漢地区の代理店である趙婷婷さんは言います。
「玫瑰で香り付けをしたものは最上級の味で、世界最高の香りにランキングされます」良いお茶は原料によって上限が決まります。良い玫瑰の鮮花を原料とし、無形文化遺産の伝統の製茶技術で製造した原料茶を、”窨花紅茶”の主要な製造技術である”窨製”と結びつけることで、その製造期間は長くなり、工程は複雑で精細なものとなります。製造工場では、それぞれの工程で、花を使用する量、香り付けの時間、乾燥の火加減などを厳格に規定していて、これによって品質の高い”窨花紅茶”を作る出すことができるのです。
「私は自分でもこのお茶を飲みます。なぜならそれは”バラの精油”を飲むとも喩えられ、女性にはとても良いものです。私はこのお茶の飲用者であり販売者で、明日には棚に並べて瀋陽の近隣の人たちに味わってもらいます。今回の目標は1万セットの販売で、もう待ちきれません」と”窨花紅茶”の遼寧省瀋陽市の総代理店である史航さんは”窨花紅茶”を絶賛して止みません。
品質へのたゆまぬ追究により、今年6月に開催された第5回国際(楽山)緑茶大会と”峨眉山茶”生産販売マッチング会で、楽楽山生態農業有限公司は”窨花紅茶品質企業”の栄誉ある称号を獲得し、会社は”沐川紅茶”をさらに大きく強くしていく決意を固めました。
「私の理念では、企業は製品によって、プロジェクトによって存続ができるというものです。沐川の原材料は比較的豊富で、紅茶の市場占有率も高く、消費者層も比較的大きいです。昨年市場に投入を始めたところ、認知は非常に良く、まもなく二期工事を始めますが、建設が完了したら生産を拡大し、就業の問題を解決して、地元に戻ってくることもできます」と北京市楽山商会会長で、楽楽山生態農業有限公司の董事長である郭龍富氏は言います。
取材によると、楽楽山生態農業有限公司の現在の茶の生産量は約100トンで、150名あまりに就業機会を提供していますが、2期工事が完了し投入されれば、年間の茶の生産量は230トン、新たに40名あまりの就業機会が増えるといいます。
近年、沐川県では”珍しい、有機、セレンが豊富”という主要な目標を掲げ、より精緻で深い加工を行って、産業ブランドを育て、川紅工夫紅茶の産業クラスタープロジェクトを進めることで、沐川”窨花紅茶”をより広い市場に向けて進め、沐川の茶産業の高品質な発展の新しい章を開くことを目指しています。
薔薇の花を添加するだけではなくて、ジャスミン茶と同じような要領で、香り付け(窨製)を行うという紅茶のようです。
日本でもパッケージなどを工夫して適切なプロモーションをすれば、売れそうな気がするのですが、果たして?