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中国の地理的表示（GI）に該当する地理標志農産品の「ブランド名声ランキング」というものが発表されたそうです。

中国地理標志農産品は、農村の特色ある産業の先駆者として、各地の自然環境や歴史人文的な特性によって形成された最も特色とメリットが表れた農産品地域公共ブランドであり、農村の高品質な発展を実現する重要な担い手です。

研究チームは、2019年、2021年と2022年に3回の”中国地理標志農産品地域公共ブランド名声評価”研究を実施しました。
2023年、これらの先行研究をベースに、浙江大学CARD中国農業ブランド研究センター、浙江永続農業ブランド研究院、浙江芒種ブランド管理集団、浙大城規院デジタルブランド研究所、新華社「中国名牌」雑誌社などが共同で研究チームを組織し、4471の地域ブランドに対してブランドの名声評価を実施しました。その内訳は、果物1097件、野菜715件、畜産品643件、食料と油525件、水産407件、茶352件（コーヒー、莓茶などの茶代替品32件を含む）、中薬材料337件、加工食品212件、および花卉・香料などのその他特色農産品183件を含みます。そしてこれらは2023年11月に開催された第4回中国農産品ブランド百県大会と新華社中国名牌Webサイト上で『2023中国地理標志農産品地域公共ブランド名声評価報告』として発表されました。

まさに新茶の発売の時期ですので、みなさんに”2023中国地理標志農産品（茶葉）地域公共ブランド名声評価のトップ100”をご紹介します。

注：以上の上位100ブランドの中には、コーヒー、莓茶などの茶代替品の地理標志ブランドは含んでいない。

これまでブランド価値評価は様々な形で行われてきましたが、調査の返答を行わないと対象外になるなど、今ひとつ納得性に欠けるものが多かった印象です。
しかし、今回のランキングを見てみると、ある程度、妥当性が感じられるランキングになっているかと思われます。
今後これがどのように活用されていくのかを見守りたいところです。