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中国の古茶樹の97%以上は雲南省に分布

5月21日の国際お茶の日に合わせて、古樹茶の調査報告が行われたようです。

 

「全国の古茶樹は全部で5624.26万株(樹齢百年に満たない野生型茶樹を含む)、主に雲南、貴州、広西、重慶、四川などに分布し、そのうち最高のシェアを持つのが雲南省で、雲南には全部で5494.67万株(樹齢百年に満たない野生型茶樹を含む)あり、シェアは97.70%を占めます」

5月21日、古茶樹保護と持続可能な利用国家創新連盟と西南林業大学古茶樹研究センターが共同で発表した『中国子茶樹資源状況白書(2024)』には上記のような統計データが記されていました。

古茶樹とは樹齢100年およびそれ以上のツバキ科チャノキ属の植物を指します。
以前の統計によると、我が国の古茶樹は約5600万株で、そのうちの約97%は雲南に分布するとされていました。
2024年の白書では、このデータに対して再度統計的な整理を行い、特に古茶樹が密集して分布する瀾滄江流域、哀牢山脈と高黎貢山山脈および貴州、四川、広西などを重点的に検証し、典型的な古茶樹の植物標本3000店あまりを集め、地元の古茶樹の管理部門、茶葉会社、茶農家と幅広い交流を行い、古茶樹の生存、保護と利用の現状について十分に理解を進めました。

2024年の白書では、四川、広西の古茶樹資源の統計が約8万株増加し、統計によって出た全国の古茶樹は全部で5624.26万株(樹齢百年に満たない野生型茶樹を含む)で、主に雲南、貴州、広西、重慶、四川などに分布するとされ、雲南省には5494.67万株が分布し、全国の総量の97.70%を占めます。貴州省には120万株あり2.13%を占め、四川省は1.06万株、0.02%を占め、広西は8.23万株、0.15%を占め、重慶は0.3万株です。

古茶樹は国家の重要な茶樹資源の遺伝子バンクであり、西南地区の山地の最も象徴的な文化的特徴を持つ植物です。古茶樹資源は茶樹の起源の研究、人類の茶の利用と発見及び茶文化、独特の価値のある茶の生態の歴史において、極めて重要な世界の自然と文化遺産であり、このために古茶樹資源が構成する古茶樹の生態システムは世界でも唯一無二の人と自然の調和共生、永続的な発展の典型例なのです。

雲南は世界の茶樹の起源であり品種資源の多様性のセンターであり、科学的な保護と利用を古茶樹資源に行う意義は重大です。
昨年3月1日から、『雲南省古茶樹保護条例』が正式に施行され、4月1日からは国家林業業界標準『古茶樹』も執行され始めました。
古茶樹の鑑別と等級の区分もより正確になり、古茶樹の保護は法治による新時代に入りました。
より多くの人が古茶樹資源の保護と利用に注目をし始めており、茶産業にとっては新しい成長の機会となります。

 

古茶樹に関するデータが更新されたようです。
雲南省の分は大きな変動はないようですが、広西チワン族自治区、四川省などで新しい古茶樹群が発見されたことなどから、少し量が増えたようです。

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