雲南省の昆明でのイベントで、今年のプーアル茶の著名な産地の荒茶価格のリストが発表されたそうです。
最高値となったお茶は、1kg50000元(約100万円)だそうです。
28日、”一帯一路”2023第7回昆明(国際)春茶ウィークが開幕し、2023年雲南111の普洱茶名山と126の村の荒茶購入価格が発表されました。
その中で、曼松・王子山古樹の価格が最も高く、1kgあたり50000元でした。
今回の春茶ウィークは、昆明市茶業業界協会が主催し、既に連続7回開催されているもので、雲南省五大茶区と全国の主要な茶産地の春茶発表のプラットフォームになっています。
オーストラリア、韓国、広東香港マカオ大湾区、北京天津河北、長江デルタなどの国内外の茶商が昆明に集まり、春茶の計画を共有し、ともに春茶を味わいました。
イベント期間中には2023年度の各茶葉会社の主力商品の展示即売会とサンプル展示注文会があり、茶器、彝族の刺繍、茶人服、中医農業、太陽光発電農業、茶の貯蔵、茶の金融などの専門的なサービス製品、文化的な成果と科学技術の成果が展示されていたほか、雲南省の春茶価格指数も発表されました。これらには、薄荷塘、班章、冰島、曼松、鳳凰窩、昔帰、景邁、易武(慢撒)、倚邦、蛮磚などの著名な山のブランドが含まれます。
そのうち、価格が最も高かったのは曼松・王子山古樹で1kgあたり50000元に達し、小樹は1kgあたり2600元でした。
冰島老寨古樹は1kg45000元、混採(あるいは大樹)は1kg9000元。困鹿山皇家茶園の古樹は1kg35000元。洒次·鳳凰窩古樹は1kg30000元。
米地古樹は1kg28000~35000元。天門山古樹(一類)は1kg25000元。哆依樹古樹(一類)は1kg22000元。薄荷塘古樹(一類)は1kg22000元。
緑水塘古樹は1kg19000元。昔帰古樹は1kg12000元。老班章古樹は1kg12000元です。
昆明市茶業業界協会会長で、”一帯一路”2023第7回昆明(国際)春茶ウィーク組織委員会主任の劉益成氏によれば、雲南は西部の茶の生産の盛んな省であり中国の有力な茶産省であり、西部の茶業の生態文明建設を率先して担い、茶文化を発展させていくという歴史的責任と義務があります。特に雲南の茶葉の高品質な発展と中国茶道の伝播については、”三茶”を統合的に発展させ、さらに多くの”茶人”のエネルギーを集めていかなければなりません、と話します。
注目に値するのは、中国共産党雲南省委員会農村工作領導小組弁公室、雲南省農業農村庁など5部門は先日、『雲南省茶葉産業高品質発展3年行動プラン(2023~2025年)』を共同で発表し、雲南省が”茶業大省”から”茶業強省”に向けて転換するために努力することを明確にし、2025年の全省の茶葉面積、産量をそれぞれ740万畝、50万トン前後で安定させ、全産業チェーンでの産出額を2倍にすることを目標として提出しています。
有名産地の古樹の価格は、相変わらず高値に貼りついている状況が続いています。
これより安い価格で出回っているものも勿論多数あるのですが、一つの目安にはなりそうです。