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烏龍茶の国際規格が正式に公布

国際標準化機構(ISO)で長らく検討されていた、烏龍茶の国際規格が今月リリースされたそうです。

 

先日、福建省が主導して開発していた烏龍茶の国際標準、ISO 20716:2022『烏龍茶-定義と基本要求』(Oolong tea – Definition and basic requirements)が世界に向けて正式に公布されました。この標準の公布は中国の烏龍茶産業が国際的な発言権を獲得したことを意味し、福建の茶産業がそれに見合う国際的な地位を得たことになります。また、中国の茶が高品質な発展を遂げ、高品質な競争に参加する重要な段階に入ったことを意味します。

2008年、国際標準化機構食品専門委員会(訳注:ISOのコーデックス委員会)の茶分科委員会(ISO/TC34/SC8)年次総会で烏龍茶国際規格の計画が提案され、国家標準化管理委員会、福建省市場監督管理局の努力の下、福建省市場監督管理局は福建農林大学の孫威江教授など5名の茶葉専門家をISOの専門家として推薦し、登録させ、並びに起草作業チームの提案も相次いで成功させ、その後もプロジェクトの申請、プロジェクトの立ち上げ、規格草案の提出、草案の修正、規格の作成、投票など、多くのプロセスを経て、最終的に2022年に規格の編纂作業を終了し、9月に公布し実施することとなりました。

福建省は茶の生産の盛んな省で、有名な武夷岩茶、安渓鉄観音などは国内外に烏龍茶の代表として知られています。2022年の中国ブランド価値評価の情報によると、安渓鉄観音のブランド価値は1430億元で、地域ブランド(地理的表示産品)の価値ランキングで一位を維持し続けています。武夷岩茶も同じランキングに上がっており、地域ブランドベスト100の中で、第4位に位置していて、中国茶葉地域ブランド価値ランキングで6年連続第2位を維持しています。2021年、福建烏龍茶の総生産量は25.07万トンで、福建省の茶葉総生産量の51.39%を占め、全国の烏龍茶総生産量の87.29%を占めており、中国の烏龍茶産業の中で絶対的な地位を確立しています。

 

2008年にプロジェクトがスタートして、15年もの歳月を経て、国際規格がデビューしました。
原文を入手して読んでみたのですが、”発酵(fermentation)”は”通気/酸化(aeration/oxidaization)”という言葉に前文で置き換えられており(formerly known as “fermentation”)、新しい時代の規格になっています。
とはいえ、基本的には用語の定義に重きを置いたものとなっているので、あくまで用語についての最低限度の共通認識を作るものという位置づけでしょうか。

 

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