海峡両岸茶業交流協会が策定を進めている団体標準『陳年緊圧白茶』の専門家による審査が完了したそうです。
2月4日、海峡両岸茶業交流協会は福鼎市で『陳年緊圧白茶』団体標準審査会を招集し、中国茶葉学会、福建省茶産業標準化技術委員会、福建省種植業技術普及総所、福建省茶葉質量検測と技術普及センター、福鼎市茶産業発展センターの専門家が会に参加し、この標準の審査を行いました。
『陳年緊圧白茶』団体標準の起草機関である六妙白茶股份有限公司、福建農林大学などの関連する代表が全部で20名参加しました。今回の審査会では標準審査専門家チームが組織され、福建省種植業技術普及総センターの教授級高級農芸師である蘇峰氏が専門家チームのリーダーに選出されました。
専門家チームは標準起草チームから標準の編纂状況の説明を聞き取った後、陳年緊圧白茶のサンプルの審評を実施するとともに、標準の審査原案について慎重な議論を重ね、以下の点で一致しました。
1.この標準の起草チームが提出した審査材料は全て揃っていて、根拠も十分で、完全な内容を備えており、『海峡両岸茶業交流協会標準管理弁法(試行)』の要求を満たしている。標準の編纂形式はGB/T 1.1-2020『標準化工作導則 第1部分:標準化文章の構造と起草ルール』の規定に適合している。
2.標準が規定している陳年緊圧白茶製品の級分け、要求、検査方法、検査ルール、表示ラベル及び包装、輸送、貯蔵と賞味期限などの内容については、関連性が高く実用性をよく備えている。
3.この標準の制定実施によって、陳年緊圧白茶市場と白茶生産・経営の実践における規範化を進めることができ、消費者に陳年白茶の科学的認知指導を行うための理論的な根拠を提供し、白茶の標準システムをより広げ、白茶産業の県善名発展を推進するのに有益である。
専門家チームによる質疑、討議の結果、『陳年緊圧白茶』団体標準は審査を通過させることで一致した。
この団体標準の意見募集稿を読んでみましたが、3年以上の貯蔵を経たものを陳年緊圧白茶と定義しているようです。
また、3~5年、6~10年、11~15年、16年以上のそれぞれのカテゴリーでの茶葉の官能品質が列記されており、経年変化による品質変化の目安が示されています。