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福州市最大の茶葉市場・五里亭茶葉市場が閉場へ

福建省福州市で最大の茶葉市場であった、福州五里亭茶葉市場がリニューアルのため、閉鎖されるそうです。

 

市民に30年連れ立ってきた、福州市最大の茶葉卸売市場である五里亭茶葉市場が市民に別れを告げました。16日、福州市房管局への取材によると、五里亭茶葉市場は既に移転準備を開始したそうです。

晋安区連江路80号にある五里亭茶葉市場は1992年に創業し、約20畝あまりの面積があり、年間の取引額は20億元近くあって、福建省でもっとも影響力のある、茶葉、茶具、パッケージ、茶文化が一体となった大型茶葉市場で、全国重点茶葉市場でもありました。

都市の急速な発展に伴い、古い工場を改装して茶葉市場としていたことから、駐車場の不足、設備の老朽化、避難通路の混雑などの欠陥や問題があり、さらに市場の業態が交錯して混乱していたことや、レイアウトの不備、商業機能の不十分さなどから、さらなるグレードアップを望む声がありました。

今年7月、福州市は国際消費センター都市業態のアップグレード全体計画および重点地区実施プランを公布し、国際茶港城などの9つの国際的な特色ある消費ゾーンを打ち出しました。国際茶港城の重要な構成部分として、五里亭茶葉市場は用地面積約1.36ha(20.4畝)を、茶葉産業チェーンのデータセンター、福州茶文化伝播センター、電子商取引、農産品品質安全と研究開発センターなどが一体となった、全国的な茶葉貿易取引センターとして、さらにASEAN10カ国の商品のショッピングセンターなどを取り込み、”世界茶港”として建設される見込みです。

 

いくつかの報道を総合すると、現時点で市場は営業しているようです。
しかし、立ち退きなどを求める告示が出ており、これから出店者は移転用地などに移るか、補償を受けるかの選択となるようです。
新しい施設は、あまり物販には依存しない施設になる模様で、茶葉市場・茶城という業態が都市部では成立しづらくなっている現状をよく示しているようです。

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