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雲南省隴川県での夏茶の収穫

雲南省の徳宏タイ族チンポー族自治州にある隴川県では、夏茶の収穫が行われているようです。

「うちでは8畝の茶を植えていて、今日は79kgを売り、収入は229元でした。まあまあですね」6月分の第3回目の夏茶の取引が終わり、隴川県王子樹郷邦東村の貧困脱出世帯の李富全さんは、お茶を売ったお金を手にして笑いが止まりません。
6月に入ってから、毎日夕方になると、茶農家たちが農業専用車にツヤツヤした夏茶を載せ、茶工場に続々とやって来ます。茶工場内では車の往来が頻繁で、それでも秩序があり、大変賑やかで、茶農家たちは今年の夏茶の収穫について話し合っていて、喜びの表情に溢れていました。
”高山の雲霧は良いお茶を生む”、王子樹郷は高山で寒冷な地区に属し、海抜は2000mあまりに達し、年間の平均気温は15℃、年平均降雨量は1960mmで、茶の栽培にまさに適しています。王子樹郷の茶の栽培面積は21645畝で、改造された老茶園は1200畝あまり、茶葉加工会社は12社あり、そのうち2社は精製工場で、2019年の産出額は4000万元あまりあり、茶産業は王子樹郷が貧困を脱し、ゆとりある生活をするための農業における支柱産業の1つになっています。
取材によると、隴川県の茶園面積は4.7万畝で、そのうち摘採可能面積は3.37万畝、雲南大葉種の群体種が主で、茶葉加工会社は22社で、主に晒青毛茶、烘青毛茶、普洱散茶などを生産しており、”香芝”ブランドの緑茶、”縦歌”ブランドの普洱茶製品、”王子春”ブランドの普洱茶製品などがあり、5つの郷3つの鎮の34の村と1つの農場に3個連隊で5500戸あまり20000人の生計を支えていて、そのうち重点支援貧困世帯は1761戸で、産量は2000トンあまりと見込まれています。
茶産業は隴川県の有力な伝統産業で、貧困撲滅の活動が展開されてから、隴川県は茶業の成長と強化に力を入れ、龍頭企業を積極的に育成し、茶葉ブランドを立ち上げ、土地にあった高山生態茶の成長に人々を動員し、品質の向上と効益の増加や技術改良などの手段を通じて増産を図り、農家が悩んでいた茶葉の品質と価格の低迷という困難を解決し、積極的に資金措置を講じて、茶園までの道路などのインフラ建設を整え、日常的な茶園の管理や剪定などの技術指導を実施して、農家の人々が貧困を抜け出し増収を実現することを推し進めています。

 

記事自体は地方政府の大本営発表的なものなのですが、やはりこの手の貧困を抜け出すために、という観点が強いと、写真のように雨の中で茶摘みを強行したり、どうしても品質は二の次になってしまう面が出てくるようです。
大手の工場などでは、このようなものをかき集めて生産することになるので、大規模化をしていくとなると、品質を維持していくのは容易ではありません。

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