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団体標準『陳年武夷岩茶の淹れ方と鑑定方法』が専門家審査を通過

武夷岩茶は寝かせることができるものもあることで知られていますが、そんな「陳年武夷岩茶」の淹れ方と鑑定方法についての団体標準が制定される見込みだそうです。

 

8月17日、六禾(武夷山)茶業有限公司、福建農林大学、南平市緑色食品発展センター、武夷山市茶産業発展センターなどの関連機関が共同で起草して制定した『陳年武夷岩茶煮泡与品鑑方法』団体標準が、福建省武夷山市で審査を無事通過しました。今回の会議は海峡両岸茶業交流協会が開催したものです。

福建省茶産業標準化技術委員会主任委員の劉紹文氏、福建省茶葉質量検測センターの高級工程師である陳鑾氏、福建省種植業技術普及総センターの教授級高級農芸師の蘇峰氏、福建省農業科学院茶葉研究所研究員の陳常頌氏、元・武夷山市茶業局の一級茶葉加工工(高級技師)で高級評茶師の修明氏などの関連する機関のトップの専門家が標準審査チームとして組織されました。

標準編制チームは、福建農林大学教授の孫威江氏の指導の下、試験と編制と行いました。会場では起草チームである六禾(武夷山)茶業有限公司の李嘉林氏、中級製茶師の岳彬氏、講師の馮花氏と王琪萍氏、林黎氏、江麗萍氏らが合同で標準の編制の説明、編成過程と標準本文の内容についての報告を行いました。

専門家チームは標準の編制説明とパブリックコメントの状況などの報告を受けた後、『陳年武夷岩茶煮泡与品鑑方法』団体標準の審査稿について、厳正な審査を行い、この標準には先進性、実用性、革新性と運用性があるとされ、陳年武夷岩茶の流通と消費過程における淹れ方と鑑定の方法を定義する標準が無いという空白を補い、我が国の烏龍茶の標準の仕組みをより完璧にするものであるとして、この標準を合格とすることに同意しました。

『陳年武夷岩茶煮泡与品鑑方法』団体標準は、陳年武夷岩茶の淹れ方と鑑定方法についての用語と定義、要求、淹れ方の流れと要求、鑑定の順序と方法について明確にしています。この標準は実用性、革新性、運用性から出発し、陳年武夷岩茶の品質特性と鑑定の順序と方法を3つの面から凝縮させたものです。一つ目に、冲泡、燜泡、煮泡という味わい方の種類から選択すること。二つ目に淹れる道具は一般に入手しやすくかつ実現性があること。三つ目に淹れ方の技術指標が参考になることです。市場の多様化という需要を満たすだけでは無く、消費者に正確かつ容易に陳年武夷岩茶のより良い味わいを得るための方法と参考基準を提供することで、”三茶”の統合を実践し、武夷山の茶産業の高品質な発展を促進し、茶葉会社の効益の増加、農民の増収と農村経済の振興を進める点において、重大な意義があります。

今回の『陳年武夷岩茶煮泡与品鑑方法』団体標準は、六禾(武夷山)茶業有限公司が提出し、福建農林大学が主導、参加して制定したものです。将来、より多くのお茶の愛好家が陳年武夷岩茶の魅力を感じ、陳年武夷岩茶独特の”陳、醇、潤、活”を味わってくれることを望みます。

 

この標準の本文を見てみると、陳年武夷岩茶は4年以上、適切な環境で保管したものと定義されているようです。
また、蓋碗で淹れる場合の目安として、110mlの器を用いる場合ならば、薄めは茶葉5g、中くらいは茶葉8g、濃いめは茶葉10gを使用し、1煎目10秒、2煎目20秒、3煎目30秒で淹れることと具体的に示しています。
海峡両岸茶業交流協会の団体標準ではあるのですが、抽出時間については、賛否がありそうなものとなっています。

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