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安渓鉄観音の老茶、国家標準制定の見込み

店や業者によって定義が違っていた、安渓鉄観音の老茶に国家標準が制定されるようです。

安溪铁观音老茶重焕生机

今年,安溪县委、县政府向国家标准委递交陈香型铁观音标准申请报告。自古以来陈年铁观音就以很高的饮用价值流行于产区和销区,保存得当的“老铁”越来越受市场欢迎。在陈香型铁观音标准即将出台之际,安溪县茶农、茶企嗅到发展商机,纷纷开始关注老茶、涉足陈茶市场。记者就此作前期调查采访。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201508/00002361.html

今年、安渓県委員会、県政府は国家標準委員会に陳香型鉄観音の標準を申請したと報告しました。古くから陳年鉄観音はその飲用価値の高さから産地と販売地域で流行しており、適切に保存された”老鉄”はますます市場に受け入れられてきています。陳香型鉄観音の標準がまもなく登場した際には、安渓県の茶農家、茶葉会社はこの成長のビジネスチャンスを嗅ぎつけ、続々と老茶に注目をし始め、陳年茶市場に参入をし始めるでしょう。その前に取材をしてみることにしました。

 

<年代は老茶の品質についての唯一の標準ではありません>

安渓の人々は古くから陳年茶、老茶を保存する習慣があり、外側にはクラフト紙、内側には白い紙を用いて老茶を包み、薪の煙突の上に縄で吊したり、米びつや陶器の缶の中に入れて保存していました。安渓の茶産地への道のりはとても遠くて、道も悪く、医療条件が都市に比べると良くないので、一般の家では、のぼせたり、胃腸病にかかったときには、老茶と塩を鍋に入れ、少し炒めてからこれを淹れて飲み、すぐに病気を取り除くことが出来ました。

清代の『閩茶曲』には、このようにあります。”雨前のものが良いけれども、新茶はよくありません。火の気がまだ取れていなくて口に触るからです。保存をすればより紅くなって三倍の値が付き、どの家も1年置いたものを売ります”。先人たちが早くも陳年茶の薬理保健作用を認識していたことが見て取れます。千年にわたる茶産の県である安渓の民間では、多くの茶農家が毎年、お茶を陶器の缶に入れて保存しておく習慣があり、寒気や熱が出た時には陳年茶を薬代わりにしていました。現在に至っても、多くの茶農家、茶葉会社にもこの習慣があって、祖先たちのように、すぐに飲めなかったお茶や、売れなかったお茶を保存しておくのです。

 

<それでは陳茶とは何でしょうか?老茶とは何でしょうか?>

老茶国家標準の制定に参加した、安渓鉄観音集団安渓茶廠の場長補佐の洪加泉氏は、「普通の状況であれば、10年以上のお茶のみを老茶ということができます10年以下で5年以上の茶葉は、陳化の作用がまだ足りないので、陳茶としか呼べません」と認識しています。年代は老茶の品質を推し量る重要な基準ですが、しかし、唯一の基準ではありません。安渓鉄観音は、保存が良好な状態であれば、15~30年ぐらいの年代のものが、茶葉の陳化、滋味、味わいともにピークに達し、最も良いものです。

「今日の良いお茶だけが、明日の上質な老茶になります」と、20数年の”茶歴”を持つお茶の愛好家、福建省収蔵家協会会長の周野氏は考えています。老茶が良いものであるためには、茶の基礎が非常に重要で、茶葉そのものが良く、保存がきちんとされることが必要です。
「持っているお茶をただ何年もおいておけば、その価値が上がるというわけではなく、保管がきちんとされていて、異常な匂いや湿気の味、カビ臭さなどがあってはいけません」。安渓鉄観音集団安渓茶廠の場長・呉徳安氏、祥華珍山茶葉合作社の責任者・陳素全氏、年年香茶業・李天徳氏、博韵園茶業・王輝煌氏、祥華建法茶廠・呉建法氏など、多くの茶人が一致した認識は、今日のお茶をきちんと保存することによってのみ、明日の老茶が出来るとしています。

安渓鉄観音集団は老茶標準の起草に参加した会社で、1952年に開場してから、お茶の保管用の穴の建設に注力してきました。木と石を用い、さらに民間の知恵である湿気を防ぎ、除湿する技術などを採用し、除湿層、排気層、防湿層、貯蔵層、隔熱層などを完備しており、適切に茶葉の陳化、転化を進めることができます。

ここ数年来、とりわけこの20数年来、多くの茶農家、茶葉会社はお茶をつくるのと同時に、貯蔵の条件についても注目をし始めており、彼らは安渓の地元産の陶器の缶、陶器の瓶以外に、よその土地の紫砂などを使っていて、良いお茶を散茶、袋詰めのお茶、茶磚、茶球、茶餅など様々な形で茶穴の中に保存しています。年年香茶業で見たのは、この会社は既に数百平米の標準化規範化された茶穴を作っており、似たような茶穴は茶産地に続々と現れてきています。

 

<できるだけ早く標準を発表し、老茶市場を規範化します>

先日、我が県の年年香茶業と12社の茶葉会社が共同で福建省収蔵家協会茶文化収蔵委員会烏龍茶収蔵鑑定センターを設立しました。このセンターは老茶の鑑定と品評を発展させるための民間機関です。設立当日、博韵園茶業、建発茶業、清津茶業、驕香茶業などの多くの老茶を所蔵する茶葉会社が、業界人も参加して、いくつかの老茶の鑑定を行いました。

伝統的な老茶に続き、業界ではその市場の潜在力は巨大であると考えており、安渓の茶業市場全体がこのことに気づき、老茶の国家標準が発表されたならば、多くの茶葉会社は直ちに動くべきだと考えています。

「私たちが心を込めて準備しているこれらの老茶製品は、老茶の国家標準が施行されるのを待って、すぐに市場に全力投入するつもりです」と十数年の老茶の経験のある陳素全氏はいいます。これらの老茶は2004~2006年の間に販売が滞った良いお茶です。当時、濃香型鉄観音はブームにはなっておらず、ほとんどの人たちは清香型の良いお茶を生産、購入していました。次のシーズンの新茶が出るのを待って、前のシーズンのお茶を買い込み、散茶の状態で陶器の缶に唐紙を使った伝統的な方法で保存をしたもので、現在7万斤あまりの老茶を貯蔵しています。

現在、既に安渓鉄観音集団、八馬、日春、華祥苑などの有名な茶葉会社は、続々と陳年安渓鉄観音の市場に参入してパッケージと企業のブランドを確立しています。正鉄、祥和、頴昌などの茶葉会社は、密嗎1989、盛世中華1992、祥和等陳年安渓鉄観音などを鎮店の宝としています。

”老茶の最大の特徴は薬性です”と呉徳安氏はいいます。今は陳年鉄観音をベースとし、様々なブレンド技術を使うことで、多くの伝統的な養生品をつくることが出来ます。たとえば、鉄観音蜜茶、鉄観音苦瓜茶などです。効能の上では、橄欖を入れると、急速に消化吸収を進めお腹の張りをなくし、油を排出して脂肪をとります。適量の陳皮、菊の花を一緒に入れて飲むと、熱を取ります。適量の麦芽、神粬を入れれば神経を鎮めて睡眠を助けます。紅棗、干し龍眼を入れれば、胃を温め内臓を強くします。このように保健効果は1つではありません。

安渓は烏龍茶の伝統的な産地で、老茶の収蔵は、鉄観音老茶だけに限らず、どのような茶類にも老茶があります。これだけではなく、我が県は他のどんな茶類の老茶も受け入れる市場があります。つまるところ、老茶の標準とは何でしょうか?どのようにして本当の老茶を飲むことができるのか、我々が期待するのは、老茶の標準が早く発表され、老茶市場をもっと規範化して、消費者が分かりやすく消費できるようになることです。

<関連知識:老茶を選ぶときに知っておくべきこと>

現在のところはまだ各種の老茶の具体的な判断標準はありませんが、消費者が老茶を買う際には、ある技術があります。十年以上の製茶、茶の販売の経験のある多くの業界関係者に取材したところ、彼らの経験から、老茶の基本とその選ぶ技術を知ることができました。

1.乾燥茶葉の色沢が深くて暗いのは、年代が経るごとに増えていき、老茶の乾燥茶葉には陳年の香りの特性がどんどんハッキリしてきて、もっともハッキリとした香りとしては、木質香と陳香で、品種香と滋味は清浄になっていき、カビ臭さやほこりのような味、雑味や酸っぱく饐えた匂いがありません。

2.淹れてみると、水色は澄んだ黄色で明るく、味は温和で、”厚みがあり、滑らかで、清らかで、爽やか”で、大量のエキスが沈殿して、口に入れると滑らかで甘く、馥郁として香ります。

3.老茶の具体的な年度は味わうことによって判断をするのは難しいですが、長年の経験の累積によって、その年代の長さを大体判断することができます。具体的な年代は、パッケージの状態など客観的な要素によって判断することになります。

4.どのような老茶であろうとも、飲む前には、それが清潔で衛生的である必要があります。このため、買うときには注意深く乾燥茶葉を観察し、その表面が清潔であるかどうかを見なければなりません。カビが生えていたり、混入物があったり、お茶を淹れたときの茶湯に透明感や明るさがないなどです。

5.お茶そのものが良くなかったら、保存期間が長くなっても品質が良くなることはありません。茶そのもの品質が良く、保存が適切な老茶を淹れると、茶殻の色は均一で、葉も柔らかくて艶があり、弾力性があります。

 

ついに老茶の標準もできるようです。安渓鉄観音業界の飛び道具になりそうですね。
老茶と陳茶の違いというのは、あまり意識されないだけに、そのへんの記述は興味深いな、と思いました。

 

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