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香料入りのお茶をどう見分けるか

お茶は自然の状態でも、良い香りがあるものです。
しかし、安価なお茶をよく見せかけるために香料を添加するケースもあります。
そうしたお茶をどう見分けるか、という記事がありましたので紹介します。

如何辨别茶叶是否添加了香精?

目前市场上有些茶,闻起来很香,但是泡出来没有茶味,很多人都怀疑这是有不良商家在茶叶里添加了香精造成的。那么到底茶里面有没有添加香精呢?这要先从茶的香味说起。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201508/00002308.html

現在市場にある一部のお茶は、匂いを嗅ぐととても香りがあるのに、淹れてみるとお茶の味がしないということがあり、多くの人は心無い商売人が茶に香料を添加したのだと疑います。そんなに、お茶に香料を添加しているものなのでしょうか?まずは、お茶の香りについてお話ししてみたいと思います。

茶の香りというのは一般的には、茶葉の木の種類、加工と保存の3つの点から決まります。単ソウを例にとると、異なる地域の異なる品種の単ソウがあり、よく見られるのは、黄梔香、玉蘭香、蜜蘭香、芝蘭香、杏仁香、肉桂香などのような花香型です。そして鉄観音や黄金桂も、香りが高く味が薄めで1つの典型です。
そのあとの、加工工程においては、殺青と焙煎のコントロールによって変わってきて、あるお茶の香味は少し高くて、しかし味は少し低かったり、あるいは茶の味は濃いけれども、香りがさほど高くないということもあります。これは、お茶をつくる人の目指すものと製茶師の水準によっても決まります。
最後に茶の保存についてですが、保存が良くないと味が逃げたりカビが発生したりして、これは茶の香味に非常に大きな影響を与えます。そのため、新茶の香味は一般に古いお茶の香味よりも高くなります。

そのほか、淹れ方によっても方法が違ったり、使う水の違いによって、香気や味には大きな影響が出ます。

それでは、市場には香料を添加したお茶はあるのでしょうか?答えは、間違いなくあります。これらのお茶は一般的に価格がどれも安く、ほとんどは古いお茶や残ったお茶に香料と色素をつけて新しいものに見せかけたものだったり、品質的に劣るお茶に香料を用いて香りが出るようにしたものです。本当に良いお茶は、このようなネズミの糞で本来の香りや味を壊すようなことは誰もしません。
そのため、このようなお茶を口に入れるのを避けようと思ったら、最も良い方法は一部の大きなお店やブランド店に行って買うことです。その他、レストランで食事をするときには、彼らの提供する食前のお茶を飲まないようにし、白湯を飲むようにした方が良いです。

 

<どのようにしてお茶の中に香料があるのを判別するか?>

でも、あなたがもし既にお茶を買ってしまっていて、その中に香料が入っているかどうかを判別する方法もあります。鉄観音を例にして、説明しましょう。

第1点。鉄観音は特別な加工技術でつくられるので、鉄観音は乾燥したお茶の状態での香りはあまり高くありません。そのため、鉄観音を少し鼻の下に近づけてみたときに、香りが清らかにかすかに香り、自然なようであれば、一般には何も添加されていません。しかし、乾燥したお茶の香りが強烈に鼻をくすぐり、かつその香りが鼻の中から長く消えないようであれば、それは香料が入っている可能性は極めて高くなります。

第2点。茶葉を手にとって、少し揉んでみて下さい。もし手のひらに少し粉状のパウダーや色が付くようであれば、何らかの添加剤が含まれています。

第3点。80度のお湯を用いて淹れてみて、茶湯が混濁し、あるいは香りが非常に高いようであれば、基本的には香料が入っています。なぜなら、鉄観音は95℃以上のお湯で淹れる必要があり、香気や味はそうしないと出て来ないのです。しかし、大部分の香料は80度の水温で、すぐに溶けて香りが出ます。

第4点。淹れた後、もし最初に淹れたお茶の香りがすぐに落ちてしまい、かつお茶の香りの変化が乏しくて、さらに3煎目まで淹れた時にお茶の香りが無くなってしまうようであれば、それも香料が添加されている可能性があります。

第5点。茶を飲み終えたあと、茶杯を洗わず、一晩置いてみて下さい。翌日の朝、茶杯の中に一層の厚いお茶のシミができています。もし、このシミが浅黄色、深黄色、橘黄色などの黄橙色のシリーズであれば、何も添加剤が含まれていないと言えます。しかし、お茶のシミが浅緑、深緑、墨緑などの他の色であった場合は、そのお茶には添加物が含まれている可能性があります。
 

フレーバーティーを別に否定するつもりはありませんが、良いお茶であれば自然の状態でも豊富な香りがあり、それを香料でぶちこわす必要は無いわけです。
乾燥茶葉の状態の香りは、多くのお茶では控えめなものなので、お茶はお湯で淹れたときにこそ香りが出るのだ、という事実は、もっと多くの人に知られるべきかな、と思います。

 

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