食品の安全性に対する不安は、中国においてもかなりのもので、茶の安全基準も見直そうという動きが具体化していきそうです。
我国将研究制定茶叶安全国家标准
今年3月5日,全国政协委员、全国政协文史和学习委员会副主任、中国国际茶文化研究会会长周国富在全国政协十二届三次会议上递交了《关于加快整合制定茶叶安全国家标准的建议》提案,并在全国政协十二届三次会议小组讨论政府工作报告时建议,尽快研究制定《食品安全国家标准·茶叶》。近日,该提案得到国家卫计委回复。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201508/00002270.html
今年の3月5日、全国政協委員であり、全国政協文学歴史学習委員会副主任で、中国国際茶文化研究会の会長・周国富氏は、全国政治協商会議12期の第3回の会議において、『茶の安全国家標準の速やかなる制定への提案』を行うとともに、同会において政府への作業報告と提案を行うチームで討論し、速やかに研究を進めて、『食品安全国家標準・茶葉』を制定すべきだとしました。この提案について、国家衛生計画委員会から返答がありました。
周国富氏は、我が国は世界の茶業大国で、茶産の歴史も長く、茶文化は深く蓄積し、茶産地も広く分布していて、茶製品の領域も幅広く、茶の生産量も大きくて、茶葉会社の数も極めて多く、従業者数なども全て世界のトップです。しかし、我が国の茶産業は非常に早く振興されているのと同時に、我が国は世界の茶産大国としてはあるけれども、決して茶業強国ではないという立場を十分に自覚しなければなりません。つまり、世界の茶葉市場においては、十分な発言権を得るには至っておらず、それは特に茶の安全基準では顕著です、と指摘しています。
このことは、我が国の茶産業の振興において制約を与えており、世界の茶業強国を作り上げていく上では大きな傷です。表面上では、我が国は世界の中でも最も基準の多い国ですが、実際には、茶産業において最も鍵となるのは、茶の安全基準であり、これには多くの不合理や非科学的な問題があります。これには残留農薬の制限量の問題や、希土類などの汚染物質の制限量の問題などです。これらが茶の品質安全のレベルを高める上での制約となっていて、茶の輸出に影響を与えており、我が国の茶産業の健全な発展に対して極めて大きな影響を与えています。
このことについて、周国富氏は、現在の茶に関する安全基準の中で不合理な内容を速やかに調整し、完璧なものとすること。同時に、『食品安全国家標準・茶葉』の制定を食品安全国家標準の年度改訂計画の中に入れ、速やかにこの立案に向けての調査研究、検討作業を行うことを提案しました。
周国富氏の提案は、我が国の茶業界の広い注目と大きな関心を集め、国家衛生・計画出産委員会も大変重要視し積極的な反応を得ることになりました。先日、国家衛生計画委員会は周国富氏に回答を寄せました。
国家衛生計画委員会はその書状の中で、国は茶の食品安全に対して大変重視している。2013年、チームを組織して、現行の食品標準の全面的な見直し作業を行い、茶の製品標準においてまだ不十分な食品安全の国家標準を制定する提案を行い、我が国の食品安全の国家標準の体系づくりにおいて第一歩を記しました。次の段階として、標準の策定作業を準備し、関連部門と研究を進めて茶製品の食品安全国家標準を制定します。
茶に含まれる希土類などの汚染物質の制限量の問題では、国家衛生計画委員会は、希土類の制限量の標準を研究し、見直すつもりであると表明しています。このほか、磚茶に含まれるフッ素含有量の監督の強化をし、大勢の人々の身体の健康と食品の安全を保証し、磚茶産業の健全な発展を促進したい、としています。
食品安全標準は人体の健康と身の安全に関わることで、食品工業の健全な発展にも関わります。我々は、国家衛生計画委員会の指導の下、我が国の現状に合わせ、茶産業の発展と食品安全の監督管理の需要に合い、海外の水準に準拠した茶の安全国家標準『食品安全国家標準・茶葉』が速やかに制定されることを期待します。
どうやら政府の方でも、茶を全部包括した安全基準を作ることには前向きなようです。
国内の消費量を大きく超える茶園面積に拡大をしてしまった以上、輸出をどう促進するかは茶産地の今後の未来を左右しかねないので、割とスピーディーに基準作りをしてきそうな気もします。