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中国保健協会・茶産業と健康分会が発足

中国保健協会(かつての中国保健科学技術学会)の中に、茶産業と健康分会が設立されたそうです。

 

10月26日、中国保健協会茶産業と健康分会が北京で正式に設立され、中国保健協会理事長の汪建栄氏、副理事長の李萍氏および中国社会科学院食品薬品産業発展と監督管理研究センター、中国中医科学院、中国農業大学、中国林業大学などの専門家と中央の主要なメディアの記者が設立式典に出席しました。

設立式典の席上、中国保健協会理事長の汪建栄氏は、近年、『健康中国2030計画要綱』の推進に伴い、国民の健康食品に対する需要は益々旺盛となってきており、5000年の歴史のある中国の飲料である茶は、国内外の消費者にますます歓迎されるようになっています。設立してから31年の業界組織として、本日、茶産業と健康分会を設立したことは、まさにその時が来たというべきであり、茶産業と健康分会の設立を通じて、茶企業と茶健康製品の科学研究機関などを牽引して動員し、ともに我が国の茶の健康製品の発展を促し、茶健康産業の発展を促し、人々の健康に対する需要を満たしていくべきです、と指摘しました。

設立式典の前には、中国保健協会茶産業と健康分会の理事会にて投票が行われ、碧生源ホールディングスの董事長である趙一弘氏が中国保健協会茶産業と健康分会の会長に選出され、碧生源ホールディングスの副総裁である于洪江氏が秘書長に選任されました。
設立式典では、中国保健協会副理事長の李萍氏が分会の設立とそれに伴う意見と選挙結果を報告し、中国保健協会理事長の汪建栄氏が機関の看板と証書を授与しました。

中国保健協会茶産業と健康分会の秘書長である于洪江氏は分会の将来の活動計画として、組織作りを行い、責任を強化し、専門的な学術フォーラムを開催し、分会の橋渡しと紐帯作用を発揮して、”健康と茶の専門家バンク”、”健康と茶の知識庫”を建設し、健康茶の技術規範と標準標識を編制して広め、”健康茶”製品への参入の監督を氏、健康茶知識の普及と健康茶産業の秩序ある発展を促進したい、としています。

設立式典の後は、健康茶産業高品質発展フォーラムが開催されました。
中国社会科学院食品薬品産業発展と監督管理研究センター主任の張永建氏、中国中医科学院研究員の尹志超氏、中国農業大学食品学院栄養と食品安全系主任の何計国氏、北京林業大学教授の周国文氏が、飲茶と健康、茶の中医薬理機能、”一帯一路”による茶産業発展の新境界などの趣旨の講演を行いました。

フォーラムの最後には、中国保健協会茶産業と健康分会会長で、碧生源ホールディングスの董事長である趙一弘氏も『若い人たちにお茶を愛飲してもらうために』という趣旨の講演を行い、碧生源ホールディングスの最近の成長状況とニュースメディアなどとの交流を行いました。

 

中国も徐々に高齢化社会に入って行こうとしているため、「健康中国2030」のような健康に対する国家プロジェクトも出て来ています。
お茶のそこにコミットしていくことになるので、今後は茶の機能性などの研究成果も徐々に発表されるようになっていくと思われます。

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