農業部から2015年の中国の茶の栽培と生産状況について統計が発表されたようです。
农业部发布2015年中国茶叶种植生产情况
近期,农业部种植业管理司对2015年茶叶生产进行了调度分析。总的看,茶叶生产保持稳定发展,形势良好,面积增幅下降,产量继续增加,产品结构优化,产值较快增长,提质增效成效明显。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201601/00003719.html
最近、農業部栽培業管理司は2015年の茶の生産における調査分析を行いました。全体的に見ると、茶の生産は安定的に発展し続けていて、情勢は良好で、面積の増加幅はやや下降し、産量は増加を続けていて、製品の構造も良くなっていて、産出額もかなり速いスピードで伸びていて、品質の向上と経済効益の増加は明らかです。
(1)面積拡大。2015年、18の茶産省の茶園面積は4316万畝と見込まれており、昨年から175万畝、4.2%の増加となりましたが、昨年に比べると増加幅は1ポイント下落しました。摘採面積は3387万畝で、228万畝の増加となり、前年の増加数よりも少しだけ低くなりました。湖北、貴州、陝西、四川の4省の茶園面積はそれぞれ20万畝以上増えました。
(2)産量の増加。荒茶の産量は227.8万トンと見込まれていて、前年から18.6万トン、8.9%の増加です。そのうち、名優茶は99.3万トンで、9.1万トン、10.1%の増加です。大衆茶は128.5万トンで、9.5万トン、8.0%の増加です。六大茶類全てで増産が実現しており、そのうち、白茶は50%以上増産され、紅茶、黒茶と黄茶も10%以上の増産となっています。貴州省は4万トン増産し、福建、四川、雲南の各省はそれぞれ2万トン以上の増産となりました。
(3)産出額の増加。荒茶の産出額は1519.2億元と見込まれていて、前年よりも170.1億元、12.6%の増加となりました。そのうち、名優茶の産出額は1038億元で、145.4億元、16.3%の増加です。大衆茶の産出額は481.2億元で、24.7億元、5.4%の増加です。貴州、四川、浙江と陝西の荒茶の産出額はそれぞれ、49.8億元、27億元、18.6億元と16.5億元の増加となりました。
(4)構造が良くなりました。茶の生産構造の良化は2つの方面に現れています。1つは、茶園の構造が良化したことで、無性系の品種茶園の面積は昨年比で1.2ポイント改善し、56.5%となりました。有機茶園の面積も0.3ポイント高くなり、6.2%になりました。2つめは、茶類の構造が良化したことで、荒茶の産量のうち、緑茶、烏龍茶の占める割合が下がり、紅茶、黒茶、白茶、黄茶の比率が上昇し、六大茶類の比率はより均衡するようになってきています。
(5)品質向上と経済効益の増加が明らかに。茶の品質向上と経済効益の増加は引き続きよい効果を得られていて、主に茶の品質安全が安定的になっていて、名優茶の比率も高くなり、1畝当たりの産量と産出額も高くなっています。全国の名優茶の産量、産出額が茶の総生産量、総産出額に占める割合は、それぞれ0.5ポイントと2.2ポイントずつ高くなっていて、43.6%と68.3%になっています。摘採茶園の1畝当たりの平均産量は67.2kgに達しており、前年に比べて1kg多くなりました。1畝当たりの平均産出額は4485元で、昨年比で215元増加し、5%の伸びとなりました。
産量は200万トンを超えてから、あっという間に227.8万トンに乗せて来ました。
まだまだ茶摘み可能になっていない幼木の茶園が今後生産に入ってきますので、産量の増加の流れはしばらくは止まらないと思われます。
問題は販売の方ですが、ここをどうするかが中国の茶業の明らかな課題になっています。