中国企業のアフリカ進出は最近よく話題に上りますが、茶業者の中にも現地に工場を作る動きがあるようです。
湖北恩施州3家茶叶企业赴非洲投资建厂
昨从恩施州商务局获悉,恩施州3家茶叶企业去年赴非洲投资建厂,现已成功投产。这是湖北茶叶企业首次投资非洲。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201601/00003714.html
恩施州商務局への取材によると、恩施州の3社の茶葉会社は昨年アフリカに赴いて投資を行って工場を建設し、現在既に生産に入ったとのことです。これは湖北省の茶葉会社が行った、初めてのアフリカへの投資です。
この3社の茶葉会社が投資を行ったのは全てモロッコで、湖北金利茶葉有限公司は500万米ドルを100%資本で投じて加工工場を作り、宣恩宣桃茶葉有限公司は300万米ドルを投じ、現地企業と合弁で工場を作り、鶴峰青翠源茶葉公司は100万米ドルを投資して加工工場を作りました。3社は恩施の富硒茶を初期加工を行った後にアフリカへ輸送し、そこで高度加工する目論見です。
恩施州商務局の責任者の話によると、モロッコは中国の茶の輸出における最も大きな市場で、国内の茶葉会社がアフリカに進出するための重要なステップであり、モロッコの1人当たりの茶の消費金額は3380元に達します。昨年、恩施州委員会、州政府は開放興州の戦略の実施に力を入れ、幹部を率いて国際展示会に参加し、国際市場への開拓に努めました。3社はモロッコの市場調査を行った後、投資と工場の建設を決定しました。今年、恩施州ではさらに多くの茶葉会社を組織し、アフリカの視察と投資を行う計画です。
恩施州は我が省でも重要な茶の栽培地域であり、栽培規模は約12万畝で、年間の総合産出額は80.2億元に達します。2015年1月~11月までに、恩施州の茶の輸出額は1633万米ドルを超えていて、2014年の輸出額の2倍になっています。”第12次五カ年計画”の期間中、恩施州の年間の輸出額は1.1億米ドルから5.2億米ドルにまで増加し、実際に利用された外資は1584万米ドルから3655万米ドルに増加していて、対外開放の水準は大幅に増加しています。
今回の決定は最大市場であるモロッコに原料茶を輸出し、それを現地で精製加工して商品にする取り組みのようです。
恩施州というとかなりの地方なのですが、そこの会社ですら積極的に市場を開拓していく姿は、日本企業にとっても考えさせられそうです。