チベットに茶が伝わった時期については、諸説ありますが、新たな発見があったようです。
1800年前茶叶实物在西藏发现
科学家发现茶叶至少在1800年前就已输送到西藏阿里地区。由此推测,当时丝绸之路有一个分支穿越了青藏高原。相关成果近日在线发表于《科学报告》上。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201601/00003703.html
科学者は少なくとも1800年前には茶がチベットのガリ地区に運ばれていたことを発見しました。この推測によれば、当時のシルクロードの1つの支線が青蔵高原を貫いていたことになります。その成果については、先日『Scientific Report』にてオンラインで発表されました。
茶の起源は中国です。最も古い茶の実物は我が国の北宋時代の墓の中で発見されました。長らく、人々は茶、シルクと磁器は一緒にシルクロードで、中国の古都・長安から中央アジアやさらに遠い地域にまで運ばれていたと推測されていました。しかし、これまでシルクロードでは、唐朝以前に新疆や青蔵高原などに茶葉が入っていた証拠は何もありませんでした。一般的には古代の茶は多くは腐敗したり炭化してしまって、保存が難しく発見もしにくいため、これを鑑定するのも難しかったのです。
中国科学院地質と地球研究所の研究員である呂厚遠氏は国内外の研究者と協力し、チベットのガリ地区にある故如甲木寺遺跡と西安の漢陽陵の副葬坑から出土した茶葉と見られる食物の残体に対して、植物鑑定と年代学の分析を行いました。彼らは、茶に特有の4種類のカルシウムの形態と組み合わせの特性があることを発見し、さらに現代の茶の標準サンプルにおける色譜―質量スペクトル分析を行って、茶の2つの生物的な特徴物であるカフェインと茶アミノ酸が明らかに含まれていると鑑定しました。彼らは炭素14による年代測定を行い、故如甲木寺遺跡から出土した植物は今から約1800年前後以前のものであり、チベットの古象雄王国時代のものであるとしました。漢陽陵から出土した植物の年代は2100年前後で、歴史的な文献とも合致します。これらのことから、科学者たちはこの2カ所で出土した植物は、いずれも茶に特有に含まれている、カルシウム、茶アミノ酸、カフェインなどが含まれていることから、茶と確認できることがわかりました。これはこれまで世界で知られている中でも最も古い茶の実物となります。
チベットからは1800年前、西安の漢陽陵からは2100年前の茶葉と見られる植物が発見されたとのことです。
なお、こちらの英語レポートは以下のURLから見られますので、正式な用語などはそちらでご確認ください。
http://www.nature.com/articles/srep18955