大紅袍母樹の葉の一部を標本化したものが、故宮博物院で展示されているそうです。
先日、武夷山市人民政府が選定して発送し、武夷学院葉江華博士のチームが武夷山市茶葉化学研究所と共同で開発した母樹大紅袍の標本が北京の故宮博物院の午門展示ホールで正式に展示されました、
今回の展示は、故宮博物院が主催し、国内外の30の考古文学博物機関の代表的な所蔵品を集めたもので、展示品の総数は555件(組)に達し、鮮明なテーマ、幅広い規模で、歴史を越えて、地域を繋ぎ、民族を融合させた中華茶文明を立体的に展示しています。
2023年3月、葉江華氏はチームのメンバーとともに5ヶ月の時間を費やして、枝と多くの葉が整った母樹大紅袍の色を保ったままの永久プレパラートの製作技術を完成させました。
この技術は母樹大紅袍の枝の完全性を保ち、同時に原色をそのままの状態で固定化し、永久的に緑を保つというものです。
この技術によって、元々の茶葉の標本製作と保存の過程で色が抜けてしまうことや、湿気による影響、カビなどによる劣変などの問題を克服し、茶葉標本の永久的な色の維持、緑を保つこと、持続性のある循環使用が出来ることになります。
この技術は茶樹資源の保存、茶学の化学研究、茶学の教授、茶産業の発展に大いに寄与することでしょう。
取材によると、この技術は既に国家発明特許、実用新案特許、外観特許と版権を申請しており、葉江華チームが特許と版権の発明人で、武夷学院が単独の所有者となります。
詳細な技術については分かりませんが、茶樹を完全な状態で色も変わらないようにして保存できる技術とのことです。
一般化すれば、各地の茶葉博物館の展示が変わるかもしれません。