中国が打ち上げた人工衛星”安渓鉄観音1号”から、軌道投入後、初めて安渓県内を撮影した映像データが届いたそうです。
”安渓鉄観音1号”衛星が安渓県内を初めて撮影したデータの受信が2022年3月1日に成功し、デコードとデータ処理を行ったところ、衛星の画像データの品質は十分に優れており、カラーデータ画像と比較しても十分にコントラストも解像度も高く、スペクトルデータの色彩度も高く、衛星データのさまざまな設計指標に到達していました。初めてのデータは以下の図のようなものです。
”安渓鉄観音1号”衛星は、2022年2月27日午前11:06に海南省の文昌衛星発射場で打ち上げに成功し、この衛星は福建省安渓県と中科星橋と長光衛星が共同で打ち上げたリモート制御衛星で、安渓県のデジタル産業化における最初の重大プロジェクトです。
今回の”安渓鉄観音1号”衛星は、福建省で最初の測位誤差1m以下の解像度を有した商業用リモート光学衛星で、安渓県地域で初めて軌道上の衛星データを受信できたことは、”安渓鉄観音1号”衛星の商業運用が始まったことを意味し、将来、衛星が持続的に運行できれば、安渓県、泉州市、福建省および世界に高解像度の高額データを提供することが出来、我が市の商業宇宙利用と衛星ビッグデータ産業チェーンの成長に寄与することでしょう。
以前ご紹介した人工衛星”安渓鉄観音1号”ですが、当初の予定より大分遅れたものの、無事に打ち上げに成功し、運用を開始したそうです。