ここのところ日本でも話題となっている動産担保による融資ですが、雲南省ではプーアル茶の茶餅を対象にした動産担保融資が活発に行われているようです。
勐海开普洱茶质押贷款先河6年贷出2.5亿
记者昨日到正打造“普洱茶第一县”品牌的勐海县采访时,看到两个月前还为缺少资金扩大生产规模而发愁的勐海臻味号茶叶有限责任公司,通过库存的普洱茶饼质押贷款500万元后,已经着手准备着开春后的茶叶原料收购了。据了解,从2007年至今,开始规模化支持普洱茶产业发展的勐海县农村信用合作联社,通过普洱茶质押,为急需资金的普洱茶企业发放贷款累计金额已高达2.5441亿元。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0124/article_166161.html
昨日、”プーアル茶第一県”のブランドを打ち出す勐海県へ取材に行くと、2ヶ月前に生産規模を拡大する資金の不足に陥っていた勐海臻味号茶叶有限责任公司は、在庫のプーアル茶餅を担保に500万元を借り受け、春以降の茶葉原料の買い付けに向けた準備を始めていました。
調べてみると、2007年から今までに、プーアル茶産業の発展のために大規模化をサポートしてきた勐海県農村信用合作連社が、プーアル茶担保融資を通じて、急な資金需要が必要なプーアル茶企業のために貸し付けた金額は累計で2.5441億元に達するそうです。
<担保融資 茶葉会社は難関を乗り越える>
勐海臻味号茶叶有限责任公司の代表である邱忠明氏によると、2007年に雲南臻味号茶葉有限公司を設立し、その後、2008年に”臻味”の商標を登録しました。経営状況が良くなるにつれて、彼は2012年に勐海臻味号茶叶有限责任公司を設立し、パートナーとともに大型の茶葉工場を建設するべく出資を行い、パートナーが引き上げの意思を示すと、全ての株式を買い取りました。
しかし、このときの茶葉工場の固定資産は1000万元あまりもあるのに、彼の株式は500万元あまりでしかありませんでした。一度は彼は自己資金を投じて全ての株式を買い取りましたが、来年の生産に必要な茶葉原料を購入する流動資金が問題となりました。様々な方面に打診した結果、勐海県農村信用合作連社ではプーアル茶を担保とした融資が出来ると聞き、最終的に審査が通り、1000万元あまりの価値のあるプーアル茶製品を担保に入れることで、借り入れすることが出来たのです。
「彼のように成長の勢いがあり、個人や企業の信用のある企業に、貸し付けを行って難関を切り抜ける手助けができ、同時に金融機関の刷新と業務開拓を行うことは、1本の道なのです」と、勐海県農村信用合作連社の理事長は話します。人民銀行の”農村発展金融商品とサービス方式の革新”など”一創両建”の後押しのもと、勐海県農村信用合作連社は2007年から大規模化を行いたい地方の茶農家、茶葉会社、茶業の発展をサポートするため、信用が良好な茶葉会社に対して担保融資を行い、これを”サービス刷新”の1つの具体的な方式としました。
<業況は良好 担保業務を促す>
「本来、お茶は消耗品に属しますが、金融業の貸し付けの中でも茶葉を担保に貸し付けをした先例はきっと無いでしょう」と理事長は言います。全国初のこのような貸し付けモデルは、彼らがプーアル茶業界をよく理解していたからできた完全にオリジナルなもので、これによって勐海県のプーアル茶業界には明るい見通しが出来ました。
勐海県農村信用合作連社の調査によれば、勐海県の茶葉製品は企業が生産した後、倉庫の中に留め置かれ在庫となります。流動資産に属し、現金などと同様の価値物の特徴を持っています。しかし、プーアル茶は寝かせれば寝かせるほど味が良くなるという特徴があり、企業はプーアル茶の品質をより高めるために、どうしても大量の流動資金を用いて茶葉を買い込むことが必要になり、これによって企業の成長や生産拡大のための資金が不足するのです。
まさにこれはプーアル茶の”寝かせれば寝かせるほど味が良くなる”という特徴によるものであり、保存すれば保存するほど価値が上がるので、これは他のお茶のような賞味期限とは全く違う特徴であり、そのため勐海県農村信用合作連社はプーアル茶製品を担保にとって貸し出すことについての確信を得たのです。
統計によると、2007年から今までに、勐海県農村信用合作連社は茶葉を担保に累計で2.5441億元の貸出を行いました。そのうち、2013年に茶葉を担保にした貸出は9259万元でした。
動産担保は商品市況によって担保価値が変動するのが難点なのですが、確かに旺盛な資金需要を持つプーアル茶企業にとっては渡りに舟の制度であると思います。