あまり知られていないのですが、中国にも結社の自由はあります。
しかし、その活動が社会に悪影響を与えるものでないかどうかを届出し、認定を受ける必要があります。
中国の民政部では、こうした未認定の団体とのトラブルを避けるよう注意喚起のために、登記されていない団体を記したリストを公開しています。
このたびの新しいリストで、また1団体が非認定団体として登録されたそうです。
先日、持続的にマスコミの力を利用し、公衆の防犯意識を高め、社会の監督作用を発揮するために、民政部民間組織管理局が管轄する中国社会組織網は427件の”ニセ社団”リストを公開しました。そのうち、詐欺的なお茶に関わる協会とされたものは7件あり、それらは、
・中華茶人協会(中华茶人协会)
・中華茶葉品牌協会(中国茶叶品牌协会)
・中国酒茶文化収蔵協会(中国酒茶文化收藏协会)
・中国茶道国際交流協会(中国茶道国际交流协会)
・中国禅茶協会(中国禅茶协会)
・中国茶道協会(中国茶道协会)
・中国茶葉協会(中国茶叶协会)
です。
民政部は不法な社会組織の撲滅を図っており、6月7日に社会に向けて公布された第4回地方民政部門が最近法による取り締まりを行った一部の不法な社会組織のリストの中に、またお茶に関する不法組織が加わりました。茶藝師連盟(茶艺师联盟)です。茶業界の人々には注意が呼びかけられており、その社会組織の真偽を判別するには、民政部国家民間組織管理局が運営する中国社会組織網で調べることが出来ます。
最近、新たに茶藝師連盟という登記されていない団体が、ブラックリスト入りしたそうです。
日本にいると中国のそれっぽい団体名を出されると信用してしまう可能性もありますが、中国の組織の仕組みを知っておくと、余計なトラブルを避けることができるかもしれません。