四川省楽山市の犍為県では、比較的新しい品種である峨眉問春の茶摘みが始まっているようです。
1月16日、楽山市犍為県舞雩鎮高龍村の”峨眉問春”茶園の茶摘みが始まりました。全国の消費者に2022年の新春の第一杯の茶を届けるために、全国でもっとも開園の早い茶区の一つになっています。今年の”峨眉問春”の生葉の買い上げ価格は1kgあたり140~180元で、昨年比で14.3%の伸びとなりました。我が市の”峨眉問春”の栽培面積は10000畝あまりで、主に犍為県、峨眉山市、夾江県などの地区に分布し、年間で1畝あたり300~400斤の芽を摘むことができ、畝あたりの産出額は1万元以上にも達します。
”峨眉問春”は楽山市峨眉山茶茶業協会が主導して、楽山の地元の川茶群体種の茶園の中から選抜育成された特早生茶樹品種で、2015年に四川省農作物品種認定委員会の認定を得たものです。この品種は自然生長条件の下で、毎年1月中下旬に発芽し、同等の地理気候条件下では、烏牛早に比べても発芽が5~7日早く、福鼎大白茶の発芽よりも18~22日早くて、四川茶区でもっとも開園が早い茶樹品種です。”峨眉問春”は発芽が早く、芽だけの茶摘みが容易で、柔らかさの持続性が強く、製造適性も良くて、これから作られた名優緑茶の湯色は黄緑明亮で、栗香が高く長く続き、滋味はうまみと厚みがあって、戻りの甘さがあり、芽の揃いも良くて、扁形および条形の名優緑茶の製造に適します。
犍為県舞雩茶業の責任者である李良鴻氏によると、「峨眉問春特早茶は犍為県でもっとも早く発売されるお茶であり、我々の茶工場でも毎年最初に購入して加工する茶樹品種です。加工した製品の湯色は黄緑明亮で、味にはうまみと厚みがあり、消費者に大変好まれています。新春の贈り物として多くの消費者に利用されていて、新茶を味わうためにまず選ばれる茶製品になっていて、市場の販売量に毎年供給が追いつかない状態です」と話しています。
日本でも一部のお店などで紹介されるようになってきましたが、2015年に品種登録された、非常に芽吹きの早い品種とのことです。