中国茶ファンのためのデータベース&ニュース

  1. 茶と旅
  2. 296 view

武夷山、民宿産業が急成長

福建省武夷山ではお茶の産地で民宿産業が急速に伸びているようです。

福建武夷山开启茶乡民宿发展模式

“武夷山的茶,让人很迷恋,尤其是景区内的正岩茶,那种香气和韵味,会让你深深爱上它。多少次在武夷山停留,也没能好好感受武夷山的茶文化。”这是厦门航空机长高阳微信朋友圈发的“茶慢”体会,上个周末,利用休假和暑期,他携带一家三口,专程来武夷山度假。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201607/00005019.html

「武夷山のお茶は、とても人を夢中にさせ、特に風景区内の正岩茶は、あのような香りと味の余韻なので、あなたもきっと虜になることでしょう。何回か武夷山に滞在しましたが、このように武夷山の茶文化を感じることはいままで出来ませんでした」。これは厦門航空の機長である高陽氏が微信の友人たちに”茶慢”体験会に参加したあと発信したもので、先週末、休暇と夏休みを利用し、彼は一家3人で武夷山にレジャーにやって来ました。

実際、旧街三号のような茶をテーマにした民宿は、いま、武夷山で雨後のタケノコのごとく出現しています。武夷山は烏龍茶と紅茶の発祥の地で、中国茶文化芸術の郷であり、茶郷民宿産業は既に武夷山の生態をより磨き上げる産業に発展し、農民の増収と”美麗経済”を育てる一つの措置になっています。武夷山はまた高速鉄道3時間旅行圏に入っていて、週末に”スローライフ”を過ごすには格好の場所となっていて、気軽な旅行先からクラスの高い旅行先へと昇格しました。

合福高速鉄道が開通して1年、武夷山のレジャー産業は大きく発展し、生態レジャー旅行、郷村レジャーが急速に立ち上がり、多くの農家では自宅にある空き部屋などを民宿に改築し、観光客が宿泊できるようにしました。優れた体験と個性化したディープな旅行というブームの中で、武夷山の茶郷民宿産業はひっそりと立ち上がりました。

「武夷山の民宿市場の発端は茶に関するもので、家庭の小旅館が茶郷民宿のもっとも原始的なものです」と民宿村である、南源嶺村のある村民はいいます。大紅袍の名が世間で有名になるにつれ、各地からお茶の愛好家や茶商たちが次々とやって来て、その宿泊需要の急激な増加は、それまでの収容能力を遙かに超えるものでした。毎年お茶の季節になると、茶商、お茶の愛好家の”宿泊難”はこれまでに無かったものでした。部屋が空いているところは空いているので、多くの農家はこれを商機と捉え、自宅の空き部屋を改装し、民宿にするというブームが茶郷で広がりました。「これは他人に利便性を提供することで、また一定の収入を得られるというもので、双方が得するのです!」

蘭湯、南源嶺などの村で民宿が発生してくると、茶郷民宿は燎原の火のように広がりました。高級や中級の様々な民宿もあり、さらには個性的なデザインの民宿、山居歳月、彝山蘭若のようなものもあり、これらはいずれも武夷山の茶をテーマにしていて、茶文化を空間に取り入れたデザインの美しい宿です。さらには、自分の茶山のそばに家を建て、茶園を始めて、四季の花や果物を植え、茶の愛好家や旅行客に、お茶を味わわせ、宿泊や体験も行えるようにしているところもあります。

上海でIT産業に従事する陳軍さんは、「遠路はるばるなぜここに来るかというと、ここには原生態があり、渇望するような山水もあり、都市の喧噪を忘れることが出来ます。そしてもっとも望むのは、昔からの武夷山茶のスローライフを体験できることです。”逆都市化”のブームがやって来るにつれ、多くの人は都市の型どおりな速いリズムの生活から逃れたいと思っています。そのため、武夷山に来ると、彼らはありきたりな標準的なところには泊まりたいと思わなくて、民宿が希望に添うのです」。

「民宿は必ず特色や個性を備えているべきで、そうであれば市場はあります。”宿泊”についてはもっと研究をしなければいけません」と武夷山風景区管理委員会の党委員会副書記・余沢嵐氏は言います。明け方は天然の酸素バーをたっぷり浴び、素晴らしい茶園の景色を見ます。夜には、宿に留まり、大自然の静かさを楽しみます。食事は武夷山の地元の農家菜を食べたり、バーベキューやキャンプファイヤーなどを親子で楽しみます・・・「このようなテーマ式の民宿は、濃厚な文化の息づかいが感じられ、旅行客から好評を受けています。とくに茶の季節になると、毎週末旅行客で一杯になります!」

民宿の発展は、農村の多くの空き家を活性化させるだけではなく、農村や農民に対して、実際的なメリットがあり、多くの効果が得られます。さらには武夷山市政府、村民も民宿産業の発展に対しての熱を持っています。

武夷山市旅行局の担当責任者は、武夷山は唯一無二の旅行資源によりかねてから名声があり、民宿の発展がこれに上乗せすることで、より多くの旅行客が足を止め、茶山の小さな村を旅行し、村のスローライフを体験することで、農家レジャー経済、土産物品などの経済に波及し、地元の旅行産業にとっての収入源をさらに豊かにします。民宿経済は一部の農民の増収のための”エンジン”で、さらには郷村レジャーに波及し、旅行のレベルアップが叶います。

「民宿は一定の歴史と文化があり、その空間の中で、様々な魅力を発し、滞在した人に郷愁を呼び起こします。民宿は旅行の新しい業態で、茶郷にはその発展のための肥沃な土壌があります」と武夷学院旅行学部の教授・周作明氏は言います。武夷山の茶郷の茶の要素は他とは比べものにならないぐらいのメリットがあり、茶そのものがとても良いレジャー資源であり、人々が味わい、また読む文化もあり、人々に様々なものを思い起こさせます。さらに優れた生態環境や、持続的に改善された交通環境なども武夷山の民宿の発展には大きな力を与えています。
 

茶産地の増収策の一つとして位置づけられているのが、茶の旅行ですが、その宿泊施設として農家の生活を体験できるような”民宿”というのが、都会の人々に受け入れられているようです。
ややもすると演出過剰な面はありますが、都市の人にも受け入れられるような宿泊環境が整備されることは、日本人を含めた外国人が茶産地への旅しやすくなるというメリットもあります。

茶と旅の最近記事

  1. 景邁山、世界遺産登録1年で40.2万人の観光客を受け入れ

  2. 武夷山燕子窠”三茶”統籌館、今月下旬に一般開放

  3. 雅安蔵茶博物館が開館

  4. 2021年1月に開館した潮州市鳳凰単叢茶博物館の様子

  5. 連休で賑わう貴州省湄潭県の中国茶海景区

関連記事

PAGE TOP