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貴州省湄潭県、春茶の茶摘み始まる

貴州省遵義市湄潭県でも、茶摘みが始まっているようです。

 

3月16日午前、”茶郷春好・翠芽飄香”春茶茶摘み開始まつりイベントが湄潭県中国茶海景区で開催されました。

イベント会場では、春茶の豊作と茶摘みや製茶の無事を祈念し、茶摘み人たちの”最初の春茶の収穫”の儀式感に溢れていました。イベントは厳格な感染症予防基準に則って行われ、オンラインでの生放送で開催されました。

「茶摘みまつりを開催する趣旨は、新しい媒体を通じて、みなさんに湄潭の茶園の茶摘みが始まったことを見てもらい、みなさんに湄潭茶を理解していただき、すぐに高品質な湄潭の春茶を飲んでいただくためです」と湄潭県茶産業発展センターの主任である楊冬氏は言います。

茶芸表演

祭祀式典の後、茶農家たちは籠を担いで茶園に行き、春茶を摘みました。茶樹が果てしなく青々と茂り、新芽が枝の先にそびえ立ちます。茶農家たちは巧みに両手を使って茶樹の上をひらひら舞うようにし、一枚一枚の摘み取った芽を籠の中に入れていました。

「今年のお茶は育ちも良く、芽がふっくらしています。私たち茶農家は一年間お茶で”生計を立てて”いますが、今年の生葉の品質は良いので、きっと良い値段で売れるでしょう」と茶農家の王雲利さんは確信しています。

「私たちは冬の間の管理もしっかりやりましたし、県で定められた防除基準も厳格に守っていますから、品質も産量も良いと思います。ここのところ、天気も良く、日照も十分で、お茶の生長の勢いも良いです」と地元の茶農家は言います。

「昨年の冬と今春、私たちは茶園管理、統一施肥、統一管理などを強化しましたし、さらに何度かの降雪もあったので、多くの害虫は凍死してしまいました。生葉の品質はきっとかなり向上するでしょう。天候の理由で、今年の生葉の発売はやや遅くなりましたが、価格はこのために去年よりも少し上がるでしょう」と楊冬氏は言います。

取材によると、湄潭県には生態茶園が現在60万畝あり、2年連続で”中国茶業百強県”に選ばれ、全国で最初の”無公害茶葉生産模範県”になっています。禁煙、湄潭県は政府が主導し、各部門が連携し、企業(茶農家)の参加による、全工程の管理、厳格な法の適用を行う連携システムによって、茶業の高品質な発展を推進しています。

 

湄潭県は”中国茶海”と呼ばれる一面の茶畑がある地域です。
例年はもう少し早い茶摘みなのですが、今年は少し遅れたようです。

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