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台湾との合弁企業が生産する信陽烏龍茶

河南省信陽市は、緑茶の名茶・信陽毛尖の産地として著名ですが、最近は烏龍茶の生産も始まっています。
そこには台湾との合弁資本の会社の存在もあるようです。

 

9月26日の朝、雨上がりの信陽市溮河区溮河港鎮桃園村では、霧が茶山の丘にそって細長く立ちのぼり、緑色の葉には透明でキラキラとした雨露がついていました。

茶園に植えられているのは信陽毛尖です。春茶は既に過ぎ、この季節では生産しているのは台湾烏龍茶の風味と融合した新しい種類のお茶ー信陽烏龍です。これは盛徳来茶葉発展有限公司が独自に開発したものです。この会社は2019年に河南省と台湾の共同出資の会社として設立され、毛尖茶を摘み取った後の夏秋茶の生葉を原料として、台湾烏龍茶の生産ラインを導入し、台湾の凍頂烏龍茶の製造技術を用いて、茶葉、茶飲料、茶関連製品の生産を行っています。

生産ラインの機械がうなりを上げて動く中、謝徳寛さんは殺青後の茶葉を揉捻、乾燥を行っているところでした。彼はこの会社の従業員であり、地元の茶農家でもあります。「以前は春の信陽毛尖を摘み取った後は、夏秋茶の生葉は捨てるだけになっていて、無駄にしていました。会社が稼働してからは、私たちの家で植えている茶は夏や秋にもまだ売ることができるようになって、毎年2万元あまりの収入になります。さらにここで数ヶ月間働くことで、2、3万元を稼ぐことができます」と彼は言います。

会社の董事長の付偉さんによると、信陽烏龍の生産は茶産業の製造チェーンをより引き延ばし、茶園の価値を次第化して、周辺の茶農家の増収をもたらすことでしょう、と言います。2019年に信陽に工場を建設した際は、あくまで試験生増でした。今では会社は1日に3万斤あまりの生葉を購入し、1日に製品茶を3トン生産し、半分以上の製品は台湾に販売されると言います。製品は河南と台湾の味を融合したもので、供給が追いつかないほどだと言います。

この時、両岸のメディアの取材に同行していた信陽市委員会統一戦線工作部の二級巡視員である徐一氏は、一冊のパンフレットを取り出し、「私の今日のもう一つの重要な任務は政策を届けることです」と笑いながら言いました。

パンフレットは最近、発表されたばかりの『台湾同胞の台湾資本企業が河南省農業林業領域での成長支援に関する実施意見』で、徐一氏は、資金の貸し付け、農業保険費の補助などの政策を細かく紹介し、「会社に困ったことがあれば、直接言っていただければ、我々は全力で手助けします」と言いました。付偉さんは「私たちの生産規模がここまで拡大できて、新たな生産ラインの建設まで日程が決まっているのは、本当にこの政策の恩恵です」と丁寧にお礼を述べました。

「信陽烏龍の良さはどこにありますか?」とある人が聞きました。付偉さんは急いで湯を沸かし、みなさんを呼んで品茶をしました「河南と台湾の両地の深い関係が、この茶の中にはあります」。茶湯は透き通っていて、そこが見えるホトでしたが、濃郁な香りは唇や歯の周りにずっとたなびいていました。

 

どうやら台湾からの投資を受け入れ、台湾との合弁企業が台式烏龍茶の生産を行っているようです。
現地からの手厚い支援もあるようで、僅か数年でかなりの生産規模に成長している様子が見えます。
半分は台湾に出荷しているとのことなのですが、どういう形で流通しているのかは気になります。

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