中国の各茶産地では、旅行需要を取り込む”茶旅”の推進が盛んです。
重慶市開州区にある村の茶園にも、観光客が続々と訪れているようです。
重慶市開州区大進鎮の紅旗村の茶園では、美しい風景が多くの撮影愛好家を引きつけています(6月12日撮影)。
ここ数年、大進鎮では、茶と旅の融合的な成長を推進しており、新たに12000畝の茶園を建設し、3000畝の古い茶園を改造しました。
これにより、”産地”が”観光地”に変わり、農家は”旅行産業による収入”を得ることが出来るようになり、増収と経済全体の発展に目覚ましい効果が出ています。
茶農家さんやその産地が豊かになるのは良いことなのですが、観光地としての景観を優先するあまり、お茶の生産としてはあまり好ましくない茶園の切り拓き方をしているケースが散見されます。
観光収入を期待するあまり、美味しいお茶を作るための工夫が第一義では無く、ややもすると”インスタ映え”狙いの茶園が開発されていくと、茶と旅も共倒れになる可能性も否定できません。