中国茶業経済年会が開催されているお膝元の安徽省黄山市では、この機会に全国ブランドを育成するために行ってきた4つの方針が説明されたようです。
安徽黄山四举措培育全国性茶叶品牌
10月25日,第十二届中国茶业经济年会暨2016黄山茶会在安徽省黄山市隆重开幕。会上,大家围绕中国茶叶经济展开了深入的分析与讨论,并为复兴中国茶业实体经济献言献策。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201610/00005571.html
10月25日、第12回中国茶業経済年会と2016黄山茶会が安徽省黄山市で盛大に開幕しました。会では、中国茶の経済展開について深い分析と討論が大勢で行われ、中国茶業の実体経済を復興させるための提言や献策を次々に行っています。
現在、黄山市の茶産業には”新安源、猴坑、謝正安、六百里、松羅山、老家謝茶、紫霞”の中国馳名商標が7つ、省の著名商標が53、省の名牌製品が17、中華老字号が2つあります。四大名茶”祁門紅茶、太平猴魁、休寧松羅と黄山毛峰”は相次いで地理標志証明商標の認証と保護を受けていて、今年、祁門紅茶は26.55億元のブランド価値があり、6年連続で全国で最も価値のある地域公共ブランドのベスト10に入りました。
黄山市の茶産業は盛んに発展していて、一部の茶ブランドは全国での名前もよく聞かれていますが、それでは、黄山市はブランド構築と工場のためにどのような政策をとっているのでしょうか?黄山市農業委員会副主任の陳長春氏は、長らく、市委員会市政府は茶産業の成長をきわめて重視してきていて、生産能力を高めるとともに、ブランドの構築にも注意を払ってきています、と話します。
1つは、持続的な宣伝とプロモーションです。2005年から、黄山市は12年連続で北京、上海で茶業の宣伝プロモーションイベントを行っており、この期間中にはさらに2010年上海万博と2015年ミラノ万博にも積極的にチームを組んで参加していて、黄山のお茶の名声と知名度は大きく上昇しています。今年、黄山市は主催者の一角を担い、中茶と連合して北京国際茶業展を開催し、高山茶のブランドはさらに新しい段階に入りました。
2つめは、持続的にブランドの雰囲気を作り続けることです。市内各地で開催される、開園まつり、撮影イベント、体験イベント、取引イベント、記者発表会などの様々な宣伝活動を全力で支持し、龍頭企業と四大名茶をサポートしています。中央電視台、大中都市の衛星テレビ、安徽衛星テレビ、インターネットなどの主要な媒体に加え、微信、微博、自媒体(訳注:We Media)などの新しい媒体など様々な方法を通じて、全方位にプロモーションを行っています。
3つめは、持続的に優れたブランドにリードさせることです。祁門紅茶、太平猴魁、休寧松羅と黄山毛峰の地域公共ブランドを模範的なリーダーとして、”一帯一路”の国家戦略を活かして、中西部や国際市場に進出します。”三品一標(訳注:後述)”の認証と保護によって、茶産業の発展を早め、”三品一標”を基礎的な産業の龍頭ブランドとして育成し、ブランド育成、消費者の認知、市場での付加価値などの環境において、ブランドの市場価値を開拓し向上させ続けます。
4つめは、持続的に良いブランドを構築するための基礎的な業務をしっかり行うことです。現代的な生態茶園の建設を加速し、茶園における生産力と品質監督管理を強め、有機緑色標準化管理を強め、標準化、スマート化、クリーン化自動生産ラインの建設などの4つの分野に着手し、さらに茶産業の品質安全を高め、黄山の茶葉ブランドを全国に轟かせるための基礎的な支えと保証とします。
ブランド構築についての基本的な考え方で、簡略化して書くと
1.プロモーションイベントを行うこと(12年連続で実施中)。
2.各種のイベントなどをメディアに流し、露出を増やすこと。
3.牽引役となる強いブランドを4つに絞ること。最低限、”三品一標”をとっておくこと。
4.商品の品質をしっかり高めること。特に品質の安定化、安全面。
というところでしょうか。
”三品一標”というのは、最近のキーワードになっていまして、「無公害農産品」「緑色食品」「有機農産品」(以上、三品)と農産品地理標志(一標)のことです。
安全・安心、出元がしっかりしているを示すキーワードになっています。