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有機茶が安渓鉄観音の発展の方向性?

第4回となる国際茶業博覧会が安渓で行われたようです。
今後の安渓鉄観音の方向性として、有機茶が提案されていたようです。

 

有机茶或成安溪铁观音发展新方向

据悉,第四届中国茶都(安溪)国际茶业博览会暨2013泉州茶文化旅游节,于10月11日-14日在安溪会展中心、安溪茶学院以及安溪县各旅游点举办。由中国茶叶学会主办,安溪县人民政府、福建农林大学安溪茶学院、安溪茶叶协会有机茶分会承办的中国茶叶质量安全与有机茶高峰论坛同期举行。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/1019/article_162757.html
聞くところによると、第4回中国茶都(安渓)国際茶業博覧会と2013泉州茶文化旅行節が10月11日から14日の間、安渓展示センター、安渓茶学院と安渓県の各観光地において開催されました。これとともに、中国茶葉学会が主催し、安渓県人民政府と福建農林大学安渓茶学院、安渓茶葉協会有機茶分会が共催する中国茶葉品質安全と有機茶サミットフォーラムが同時に開催されました。

中国工学院の陳宗懋院士、中国農業科学院茶葉研究所の主任・傅尚文氏、南京国輪有機製品認証センターの劉振華氏、福建農林大学副院長の孫威江教授など、国内の権威ある専門家が各テーマごとの報告をしました。報告の内容は、”茶葉の品質安全と茶産業の発展”、”中国有機茶の発展の現状と展望”、”有機認証の基準における有機茶生産技術標準について”、”烏龍茶の品質 産地と品種の判別について”あるいは”全国茶葉産業の健全なレベルアップと持続的な発展について”などです。

傅尚文氏はフォーラムにおいて、
・有機茶は中国の有機農業の発展に伴って、茶農家が農薬を使用することを減少させることができるとともに、農薬残留を減らそうという意識を高めることができます。
・茶葉の生産と消費における安全を促進し、関連産業の発展と連動して、全体的に茶葉の衛生品質のレベルを高めることができます。また茶葉の生産の標準化、産業化と組織化のレベルを高めることで、茶葉産業の構造調整と資源の最適な利用を促進できます。
といったことを述べています。

ここ数年、市場では玉石混淆の現象が存在するため、安渓鉄観音の業績にも一定の影響がもたらされており、このような状況の下では、緑色や健康的な鉄観音世帯茶がどんどん消費者の高い関心を呼ぶようになってきています。数多ある鉄観音のよく知られたブランドは、引き続き有機茶園を打ち出すようになってきており、有機茶シリーズが多方面で認識されるようになってきた状況から見るに、有機茶産業を発展させることは安渓鉄観音の1つの美しい道となるでしょう。
統計によると、安渓県における有機茶葉の生産企業は20社あまりとなり、既に有機茶園の面積は34128畝、年間の産量は2670トンあまりとなっています。有機茶を生産することは、既に安渓ないしは泉州の茶葉企業全体の1つの重要な発展の方向になっています。

 

中国の中間層以上が持っている、自国の食品に対する安全性の疑問は根強く、それが保証されることにもなる有機茶や緑色食品への期待は高まっているようです。
有機だったら何でも良いわけではありませんが、いち早く全国展開を成し遂げた安渓鉄観音の動向は、他の茶産地へも波及していきそうです。

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