中国の茶産地の中でも、緯度的には北の方に位置する山東省。
その中でも嶗山茶などで有名な青島では特殊な気候の茶園で茶摘みが始まっているようです。
青岛第一锅春茶上市 头茬崂山茶万元一斤
每年的第一锅崂山茶都让晓阳春“抢了头彩”,谷雨前采摘的晓阳春“早茶”是崂山春茶的标志。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0417/article_155676.html
記事によると穀雨前に摘まれた嶗山茶というのは希少だそうで、お値段はかなりのものになるとか。特に今回収穫された茶園は、三方を山に囲まれ、海に面しており、背後からの風が遮られるので、気候的に温暖らしく、他の嶗山茶の産地よりも10日あまり早く収穫されるのだそうです。今年の茶摘み開始は4月16日だったとか。
本格的に嶗山茶が出回るのは、4月末頃になると見込まれており、現在は予約を受け付けている段階だそうです。飲みたい人は、早めに予約をするように呼びかけています。
気になる価格ですが、これは市場環境の影響が大きく、茶葉の価格が下がっていることがあげられます。しかし、会社は茶農家の利益を保証しなければならないので、買い上げ価格は去年と同程度にするのだとか。
結果、どのくらいのお値段になるかというと、雨前茶は1斤1万元で、4月末には価格は1斤3000元から4000元ぐらいになるとの見通しを、現地の業者は示しています。実はこれとは別に十斤ほど、黄金芽のお茶を出すのだそうですが、その価格は1斤3万元に達する見込み、とも話しています。
現地の業者は「1斤1万元」という見通しを話していますが、どうもこの価格は業者の希望的観測の数字で、現実を見ての数字では無いように感じます。
他の地域の高級茶の相場の壊れ具合を見ていると、プレミア価格になったとしても、高くて1斤5000元程度にしかならないのでは?という印象があるのですが、さてどうなるでしょうか。