台湾企業の大陸進出はかなり進んでおり、かつては高額商品がバンバン売れていましたが、ここのところの贅沢禁止令により、新しい対応策を採り始めているようです。
大陆禁奢令后 台湾茶酒业急转型
近年在大陆禁奢令下,让不少高端产品销售遇冷,而在「2016内蒙古(呼和浩特)台湾名品博览会」会上,可观察到不少台湾茶、酒类业者为因应此困境,已开展新策略要拓宽市场。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201606/00004779.html
ここ数年、大陸の贅沢禁止令の下で、多くの高級製品の販売は冷え込んでいます。しかし「2016内モンゴル(フフホト)台湾名品博覧会」の会場では、多くの台湾茶、酒類業者が既に新しい戦略で市場を広げようとしていました。
台湾福星茶業は「鄭福星茶業」のブランドで、大陸市場の販路を開拓していて、中~高級の台湾の製品茶が主でしたが、4月に新たに「元気家」ブランドを作りました。鄭福星茶業加盟部のマネージャー・楊芳萍氏は、かつて大陸では節日のギフトが流行し、多くの製品が最終的には使われないままになっていて、いずれもギフトのパッケージが多くの空間を占めていました。しかし、贅沢禁止令のあとは、かつてのバブルのようなことは起きません。そこでこの「元気家」ブランドによって、消費者の需要を回復させようとするのです。
楊芳萍氏は、「元気家」は茶葉の栽培において野放農法を使用し、季節によってではなく、茶葉そのものの成長のペースに合わせて摘み、化学肥料、除草剤、除虫剤などを使用しません。コストを抑えるために、茶葉そのものには豪華な包装を行わず、顧客が茶を消費しないものではなく消耗品として見てもらいたいので、価格も低く、500人民元以内です。5月中~下旬の一連の茶葉展示会で、「元気家」は15軒の加盟店契約を交わし、成績は悪くありません。
台湾淤酒は、アメリカ、日本、ベトナム、大陸に玉山台湾原窯シリーズ、玉山台湾高梁酒シリーズなどを輸出しています。台湾淤酒広州代表所の主席代表・洪司傑氏は、近年、大陸市場は贅沢禁止と公費消費の制限の影響を受けて、ギフト市場主に高価格製品で「動かない」ようになっていて、現在は主に販売されるのは中~低価格の種類で、約300人民元以内です。
彼によると、昨年、台湾淤酒の大陸での販売成績は底を打ち、今年の過去5ヶ月間では、保守的に見積もっても業績は少なくとも80%以上の成長になっています。主には新戦略が奏功し始めたことです。大陸各省において販売店を探し、台湾淤酒の商品を速やかに各地の実体的な販路に届けるようにしました。レストラン向けには試飲活動を行いました。さらに台湾本部は大陸市場で白酒と組み合わせた広告やマーケティングを行い、テレビ、高速道路の屋外広告、動画Webサイトの広告など様々なマーケティングの手段を使用しています。
台湾製品は、高級路線でどんどん売っていたのですが、最近はもう少し実需に根ざした方針に切り替えてきているようです。
それにしても大陸の茶業イベントが盛んなのは、別に個人向けのPRのためにお金を使っているわけではなく、むしろ、自らのチェーン店のフランチャイズ(加盟)を募るための手段にしているからであることが分かります。法人向けの加盟料はまとまった金額なので、数軒の受注で投資はペイするはずです。