蒙頂山がある四川省雅安市名山区。
その中の前進鎮という地域では、早くも春茶の収穫が始まっているそうです。
春の雨と春の日差しが、名山区前進鎮の2.9万畝の茶園に春の収穫をもたらしました。
1斤80元あまりの春茶の芽が茶農家を笑顔にします。
地形と気候によって、前進鎮の茶葉は例年、他の地域と比べると数日早くなります。
近年、前進鎮は管轄地域内の専門合作社と企業の資源を統合し、”会社+合作社+農家”のモデルによる集団での発展を打ち出し、前進鎮の茶葉は、種類も多く、品質も良いという高品質な発展路線に乗りました。
前進鎮では、合作社を通じて無料で技術を提供し、茶農家の必要物資のコストを引き下げ、病虫害の統一的な防除、生葉の袋の回収などの方法で、茶農家の後顧の憂いをなくしました。同時にまた、茶葉を売り渡す合作社のメンバーとなった場合は、買い上げ価格を1kgあたり市場価格よりも4元高くすることを約束しています。会社で品質に優れた生葉を購入した後、加工でも優良な製品に加工し、前進茶葉のブランド影響力を高めています。
前進鎮の茶園面積と名山区の他の茶産地を比較してみると、特に優れているわけではありません。
しかし、前進鎮では新しいイノベーションの考え方で、多くの措置を執ることで、新市村に千畝以上の茶葉標準化生産模範園を建設し、同時に茶園の改植と品種の転換を行い、生態有機茶園2000畝あまり、油茶のセット栽培5000畝あまりなど実現し、前進鎮の”茶による発展”を確実なものにしています。
地形などの関係から、少し早く茶摘みができる地域のようです。
名山区自体は、例年、2月末に茶摘みが始まる地域ですので、平年並みといったところでしょうか。