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浙江省の寒波被害、損失は18億元に

浙江省の寒波被害ですが、概算の統計が出てきており、被害額が明らかになってきました。

“倒春寒”让浙江茶农很受伤 155万亩茶田经济损失近18亿

这两天,遂昌永安茶叶专业合作社社长华新池十分懊恼,一场“倒春寒”让380多亩扁茶刚发出的新芽一夜间全冻红了,受损面积达60%以上,经济损失近50万元。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201603/00004011.html

この2日、遂昌永安茶葉専業合作社の社長・華新池さんはずっと思い悩んで、今回の”春のあらし”は380畝あまりの茶園で出てきた新芽を一夜にして凍らせて赤くしてしまい、損害を受けた面積は60%以上に達し、経済的な損失は50万元近くになります。

強い寒気の影響を受け、3月9日の夜には、浙江省の多くの地域で降雪が見られました。11日、浙江省の広い範囲で霜が降り、そのうち麗水市などの高山では5~7cmの積雪があり、気温も零下に下がりました。ちょうど浙江省の多くの春芽が出てくる重要な時期であったこともあり、この突然舞い降りた寒波は浙江省の茶農家をひどく”傷つけ”ました。

遂昌県農業局の職員である雷永紅氏によると、遂昌県には全部で11.96万畝の茶園があり、そのうちの7.5万畝は海抜400~600mの高山に分布しています。3月10日、遂昌県では雪が降り始め、現地に行ってみると、海抜450m以上の樹の上にはどこも積雪がありました。2月の気温が高く推移していたこともあり、茶樹の大部分は既に芽を出していました。概算の統計によると、県内の茶園は6.435万畝に影響し、3.474万畝が被害を受け、損失は7310万元に上ります。そのうち、高山の早生茶品種の産量損失は30~40%以上で、”龍井43”の損失が最も大きくなっています。

安吉県では、白茶の状況も楽観はできません。安吉白茶事務室の副主任・方旭東氏は、県内の白茶の総栽培面積は17万畝ですが、寒波の影響を受けて、被害を受けた茶園は2~3万畝、20%の面積になると見積もられていて、そのうち、減産は15%前後になります。天候が原因で、安吉白茶の今年の茶摘み時期は3月20日前後に遅れると見られています。

浙江省栽培業管理局への取材によると、3月11日迄に、今回の寒波は浙江省の155万畝の茶園にそれぞれ被害をもたらしており、経済損失は18億元に達するとのことです。春茶が再び広い面積で茶摘みを行うまでには10日以上がかかる見込みです。安吉白茶について言うならば、寒波の影響で、同じ時期の茶葉の価格は10%前後値上がりする見込みです。

茶農家たちは、寒波の災害に対応するために、被害の大きかった茶葉を摘み取る作業を積極的に行っています。開化県の茶園は天候の影響を受けて、被害面積は6万畝に達し、茶の総栽培面積の50%前後にもなります。3月12日、天候が好転したので、茶農家たちは急いで被害を受けた茶葉を摘み取り、一日で1000斤あまりを摘み取りました。たとえこのようにしたとしても、凍害に遭ってしまった茶の品質は深刻な影響を受けていて、開化茶産業所の副主任・兪玉梅氏は、本来、早生茶は1斤600元で売れますが、現在は1斤200元にしかならないでしょう、と言います。

杭州は龍井茶の主要産地で、今回の寒波で損失を受けた面積は20万畝に達します。中心的な茶産地である翁家山村の茶農家・翁亮氏の5畝の茶園も霜害に遭い、一家総出で10日山へ登って急いで収穫し、現在20斤前後を収穫しています。

茶の専門家である羅列万氏は、以下のようなことを提案しています。凍ってしまった生葉は紅茶をつくるのに使用でき、ある程度損失は取り返せる。積雪や水が溜まっている茶園は、至急除雪と排水をすることをお薦めします。被害を受けた茶樹を剪定する場合は、処理をした後に尿素あるいは速効性の窒素肥料を葉面に散布するべきです。

このほか、取材によると、浙江省の多くの茶産地では低温保険の試験導入を行っており、これによって、地元の農家は多くの損失を取り戻すことができます。安吉県では今年、3万畝の茶園で低温気象指数保険を試験導入しており、これは気象学上の温度が零下0.5度以下になったら補償金を払うもので、方旭東氏の推計によると、今年の白茶の賠償率は半分以上になる見込みです。

遂昌県大柘鎮も低温保険の試験導入をしている茶園が1050畝あります。遂昌朱氏茶葉専業合作社の朱飛龍氏は、合作社には300畝あまりの茶園がありますが、そのうち50畝の烏牛早茶を昨年から低温保険に入るようにしていて、取り戻せる経済損失は1万元以上になる見込みとのことです。

 

具体的な数字を見ると、かなり広範囲に大きな被害が出ていることが分かります。
価格の上昇は避けられないようですが、それとともに品質の低下も懸念されそうなので、茶商は今年のお茶の買いつけに中々苦労するのではないでしょうか。

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