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紅茶産業発展トップ会議、法による古茶樹保護を求める

雲南省鳳慶で紅茶産業発展トップ会議が開催され、古茶樹の保護に関する立法を行って、保護すべきという提言が出されたようです。

红茶产业发展峰会在云南凤庆举行 呼吁立法保护古茶树

“古树茶是人类共同的植物遗产,保护是第一位的。”昨日上午,在凤庆县举行的“中国古茶树遗产保护与开发暨红茶产业发展峰会”上,近200名国内知名茶界人士一致认为,对云南古茶树实施立法保护已经到了刻不容缓的时刻;他们呼吁政府尽快制定出台古茶树保护专项法律或条例。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201610/00005535.html

「古樹茶は人類共通の植物遺産で、保護を第一に置くべきです」。昨日午前、鳳慶県で開催された”中国古茶樹遺産保護と開発・紅茶産業発展トップ会議”において、200名近くの国内の著名な茶業界の専門家は雲南の古茶樹には立法による保護を行うべきで、既に一刻の猶予もない状況であるという認識で一致しました。そして彼らは政府に早く古茶樹保護を専門とする法律あるいは条例の制定を求めると呼びかけました。

トップ会議では、鳳慶県政府と雲南農業大学、雲南省高原特色農業産業研究院が、『鳳慶県紅茶産業提携枠組み協議』に署名をしました。

<混乱する現象>

数百元の古茶樹が法外な値段に吊り上げられる

臨滄市茶葉協会の会長で、滇紅集団の董事長である王天権氏は、彼が自ら見聞した”おかしな様子”について述べました。「あまりにも古樹茶の効能を強調して、古樹茶の価格をつり上げ、それを落ち着かせません。特にそれらはブランドではなく、誠心誠意の企業でもなくて、良心に欠けていて古樹茶と騙したり、古樹茶を奪い取ったりします」と彼は言います。ここ数年、とても多くの古茶樹が、名もないよく分からない他の土地の茶葉会社に、1つ三百元か五百元ぐらいで買い取られて、それが一晩の内に神の仙薬、救命草のようになってしまいます。「このような浮ついた産業成長の心構えは、すぐに糾弾されて正しくされなければ、古茶樹資源に壊滅的な打撃をもたらすことになるでしょう。」

王天権氏の考えでは、有効に古茶樹を保護するためには、まず何が古茶樹であるかを明確に定義し、どのくらいの樹齢があれば古茶樹となるかを明確にするべきだと考えます。次に、ブランドと市場の需要に応じて、どのようなお茶がどのようなお茶になるべきなのかを計画します。第三に、合理的な価格を定めなければならなくて、いい加減な価格ではダメで、良くないものを良いものに見せかけるようなことについては、政府は法に基づく規範が必要で、業界にも法による自律が必要です。

中国科学院昆明植物研究所の研究員・楊崇仁氏は、古茶群落と栽培型古茶樹の成長環境を大いに保護することによって、生態のシステムを安定化できると発表しました。古茶資源保護技術チーム、古茶資源保護事務室、古茶樹資源保護委員会と基金会を設立します。世界文化遺産と地理標志を申請し、自然歴史博物館を設立します。名山名茶、一山一品、百山百味の古茶ブランドを作ります。茶文化旅行を開発し、流通消費を促進し、ブランドを普及させ、認知を拡大させます。

<計画>

雲南茶と雲南旅行、雲南農業を組み合わせる

中国茶葉流通協会産業発展部主任の李佳禾氏は、このトップ会議のために詳細な基礎データ分析を提供しました。2015年、全国18の茶産省の茶園面積は全部で4316万畝で、前年比で175万畝で、増加率は4.2%です。摘採面積は3387万畝で、前年比で228万畝増え、7.22%の増加です。同年の茶の国内販売量は180万トンを突破し、2014年から12.5%増加しました。

和君集団の計画部門トップである蒋同氏は、歴史的なデータを持ち出し比較しました。1866年、国の茶の輸出は13.4万トンで、紅茶は10万トンを占めていましたが、その後、輸出量は年々下降を辿り、ついには中断しました。1989年、紅茶の輸出量は10万トンを回復するに至りましたが、その後また下落しています。2015年になると、国の茶の輸出総量は30万トンあまりとなりましたが、紅茶はわずかに3万トンあまりを締めるに凄ません。ここ数年、紅茶のマーケティングを活発に行っていますが、しかしそれも技術的なレイヤーに留まっています。”茶園-加工商-販売商”という産業チェーンの中で、加工商の人的コストの増加と付加価値は持続的に減少が続いていて、これにより産業の収益は低減している、としました。

どのようにして紅茶産業発展のためのボトルネックを打ち破れば良いのでしょうか?雲南農業大学の校長・盛軍氏は、”滇紅茶産業3.0計画”を持ち出しました。イノベーション、アイデアの創出と緻密な準備が滇紅茶の分厚い蓄積と発展を助けるとしています。イノベーションの方法は、製品開発、茶の生物を利用する科学研究の成果で、様々な市場の様々な層に向けた製品を開発します。アイデアの創出とは、茶の原生態の要素を製品の付加価値に転化することが可能になり、”雲南の古樹茶の売るべきポイントは、少数民族の生態の振興、民族文化とライフスタイルなのです”これらは、より精密なアイデアの組み合わせとパッケージなどによって広めることができます。緻密な準備とは販売のことを指し、”雲南紅茶研究院の設立と、雲南茶ビッグデータプラットフォームの建設、滇紅茶の体験千店計画の始動、雲南茶と雲南旅行、雲南農業の統合と、健全な第一次、二次、三次産業の連携システムの確立を提案します”と述べました。

 

学者の方々なので、難しいことをいっているようにも感じますが、古茶樹の保護を強制力がある法律によって、きちんと規制すべきだ、という方向に話は進んでいるようです。
”古樹茶だから、(なんだかよく分からないけれど)ありがたい”的なマーケティングが一部で行われていますが、そうしたものが将来的に自分たちの首を絞めるものであるということを、大手の茶葉会社や茶業界の先生方は、よく理解しているようです。

 

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