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広東省東莞市、お茶の貯蔵量は30万トンあまりに

広東省東莞市はプーアル茶などの寝かせられるお茶のコレクションをする方が多い都市として知られていますが、その貯蔵量は30万トンを超えるとのことです。

广东东莞藏茶30余万吨 打造“中国爱茶之都”

广东东莞是全国知名的“藏茶名城”,民间收藏茶叶氛围浓厚,茶馆众多。记者27日从东莞市贸促会获悉,目前东莞全市茶叶藏量超过30万吨,年交易额约100亿元。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201604/00004411.html

広東省東莞市は全国でも有名な”蔵茶名城”で、民間には茶をコレクションする気風が強く、茶館も数多くあります。27日、東莞市貿易促進会へ取材したところ、現在、東莞市全体の茶の貯蔵量は30万トンを超え、年間の取引金額は約100億元になるそうです。

「東莞市はお茶を産しませんが、東莞にはコレクション茶が多く、良いお茶があります」と東莞市茶文化促進会の執行副会長の梁海潜氏は言います。東莞の茶業には分厚い産業の基礎と経済規模があり、そのうち中国のプーアル茶、黒茶のコレクション茶の量は全国第一位で、全国の主要な茶の集散センターの1つになっていて、大小の茶館が7000軒あまりあります。東莞はお茶を生産しない地域ですが、全国の茶業界においては、茶業界における”栽培、生産、貯蔵、流通”のなかで重要な”貯蔵”の環境があり、東莞の”蔵茶名城”としての業界での地位を確固たるものにしています。

東莞市貿易促進会と東莞茶文化促進会は東莞市の街の新しいイメージとして”中国愛茶之都”を打ち出し、5月13日~16日、広東現代国際展覧センターで”第9回東莞国際茶業博覧会と第1回中華愛茶嘉年華”を開催する計画で、そこで正式に”中国愛茶之都-東莞”という新しい都市のイメージを発表します。

梁海潜氏は、2008年に東莞国際茶業博覧会が始まってから、お茶で交流を深め、お茶でビジネスを行うということによって、東莞の茶の交易と茶文化の伝播が進んだ、と話しています。8年の間に茶博会は東莞の茶業を急速に発展させ、東莞の茶業の黄金時代をもたらすとともに、茶博会自身も急速により多くのエネルギーを蓄積してきました。2016年からは、東莞茶博会は業界向けの展示会から都市のまつりへと昇格し、”第9回東莞国際茶業博覧会と第1回中華愛茶嘉年華”というまったく新しいモデルで開催されます。

東莞市貿易促進会のスタッフによると、茶を愛することは東莞の茶産業が本当に体現していることであり、東莞市民の生活を映し出しているもので、東莞には濃厚な地方の特色と文化深い蓄積があります。茶博会を通じて、”中国愛茶之都”という東莞のイメージを打ち出し、”蔵茶名城”のコンセプトを”愛茶之都”のイメージへ転換させることは、蔵茶名城の文化をさらに高めます。”東莞茶倉”のアイデアを経済メリットの面から精神文化の面に昇華させることで、産業のハードウェアから都市のソフトウェアへ影響を拡大させ、市民生活の表現から市民の文化的な味わいに昇格させることになります、と語っています。
 

お茶のコレクターが多いところから、”蔵茶之都”と言ってきたのですが、もっと進めてお茶の愛好家の多い街として”愛茶之都”にしようということのようです。

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