中国の農村を管轄する地方政府では、農家の収入を大きくすることが、一つの課せられた使命になっています。
これを実現するために、お茶のブランド化にしのぎを削っているわけですが、もう一つ、夏茶や秋茶をどうにかして高い値段で販売できないか、ということを考えています。
景宁夏秋茶爱打“组合拳” 开发红茶乌龙茶
按传统眼光,夏秋茶大多被看作“低档茶”,入口苦涩,难以成为名优茶。如何才能更好地开发利用夏秋茶,提升它的经济效益,一直是困扰景宁县茶叶企业的一大难题。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0713/article_159357.html
伝統的な視点で見ると、夏茶や秋茶は概ね”低級茶”と見なされます。口に入れると苦みや渋みが強く、名優茶にすることは容易ではありません。以下にして夏茶や秋茶を利用し、経済的な効率を高めるかが、浙江省景寧シェ族自治県の茶葉会社の一つの大きな問題でした。
ここ2年ほど、夏茶や秋茶の”グレードアップの道”を探すために、現地の企業はみな、良いお茶を総合的に開発しており、夏秋茶の生産と販売の突破口を探そうとしています。ある会社では、白玉仙茶の内質の良さを活かして、質の良い紅茶を造り、これを市場でテストマーケティングしたところ、成功を収めました。
この会社の社長は、「白玉仙茶の原料を検査してみたところ、大変良い内質がありました。今まで春茶の摘採期を過ぎてしまったものについては、原料を無駄に捨ててしまっていましたが、我々が導入した紅茶製造の技術は、今までの生産技術を超えており、大変良質な紅茶を作ることができます。昨年から試験的に制作を始めていますが、市場価格は1kgあたり6000元以上にもなります。夏茶や秋茶でも市場では高級茶として販売できるのです。市場での評判も大変良く、今年の新製品の紅茶はすべて省内や江蘇省のお客さんによって予約で押さえられています」と話します。
他にも融資ツナ紅茶を生産する企業があるほか、景寧県農業部は、福建省の武夷山の企業を誘致して300畝あまりの茶園引き受けさせ、夏茶や秋茶を専門に使った烏龍茶の研究開発を進めています。さまざまな種類のお茶を組み合わせて開発することで、夏茶や秋茶の経済的な効率を高められるようにしています。
春茶の生産だけに偏る収入構造は、天災に対してのリスクにも対応が難しいため、こうした夏茶や秋茶の有効活用の方策は今後も広く受け入れられそうです。
ただ、本当に美味しいお茶になるかどうかは、何とも言えないところなので、今後はこの方面でも競争が激しくなるのではないかと思われます。