祁門紅茶の産地として知られる安徽省黄山市祁門県では、機械摘みによる秋茶の生産を農民に促しているようです。
安徽祁门推广秋茶采摘助力茶企茶农增收
日前,安徽省黄山市祁门县一家生态茶园基地里机声隆隆,采茶工们正用“采茶机”在茶园里来回穿梭,采摘秋茶。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201608/00005276.html
先日、安徽省黄山市祁門県のある生態茶園の中では、機械の音が鳴り響き、茶摘み人たちは”茶摘み機”を持って、茶園の中を動き回り、秋茶を摘んでいました。
「一芽二、三葉のこのような大きな葉は、できあがった紅茶の品質はとても良くて、もし私たちが摘まなかったならば、山の上に無駄になっていただけで、その損失はとても惜しいのです」と祁門県祁紅産業局副局長の耿其明氏は、その場でみんなに説明をし、同時に秋茶の機械摘みについての指導を行っていました。
ずっと、祁門県の茶農家の習慣は春茶と夏の初めのお茶しか作らず、秋茶は労働力と市場価格の要素が影響し、資源と農民の収益の両面で損失を被っていました。
祁門は中国の紅茶の郷で、祁門の茶山はまさに金山銀山です。今年、祁門県は祁門紅茶の資源を十分に活用し、秋の茶摘みと秋茶の生産を徐々に普及させ、茶園がより多くの効益を生み出せるようにし、祁門紅茶産業発展の”2111”計画目標の実現に向けて重要な促進作用を持たせるようにしています。取材によると、さらに祁門県は機械摘み茶園技術の普及に力を入れ、全県を機械摘みの茶園で全てカバーできるようにするつもりです。
どうやら、祁門紅茶も機械摘みを全面的に奨励するような動きになってきているようです。秋茶は人件費を掛けても市場価格が安いので、作るだけ損になるということで、これまではあまり生産されてこなかったのですが、機械摘みであれば、人件費の問題もクリアでき、市場価格が低くても採算に乗ると見込んでいるようです。
祁門紅茶の流通面に与える影響は、かなり大きなものになりそうな政策転換です。