中国茶ファンのためのデータベース&ニュース

  1. 標準・基準
  2. 132 view

福州の茶葉市場に”国標鉄観音”なる商品が登場

福州市の茶葉市場で耳慣れない”国標鉄観音”なる商品が並び、注目を集めているようです。
一体、どのようなものなのでしょうか?

福州茶市悄然现身“国标铁观音”

铁观音稀土超标问题困扰不少茶企,也让不少消费者担忧。昨日记者走访福州茶叶批发市场发现,一种声称“不超标”的“国标铁观音”在福州悄然出现,吸引不少茶客关注。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201511/00003342.html

鉄観音における希土類の基準超過問題は多くの茶葉会社を悩ませており、多くの消費者もこれに心配をしています。昨日、福州茶葉卸売市場に行ってみると、”基準超えしていない”と称する”国標鉄観音”が福州に突然あらわれ、多くのお茶愛好家の注目を集めています。

「私たちの国標鉄観音は全てのロットで検査をしていて、いずれも国家標準、希土類、農薬残留量などが国家標準で許諾されている数値内に収まっているものです」と昨日、福州五里亭茶葉卸売市場のある鉄観音の卸売業者は言います。今月11日、安渓の多くの茶商は”基準超えしていない”鉄観音の茶葉を一斉に売り出し、現在このようなお茶は全国のあちこちの茶葉店で販売されています。

取材をしてみると、これらの”国標鉄観音”の茶葉の販売価格は普通の鉄観音と比べてより高く、500gあたり1~200元高くて、様々なグレードがあります。茶商によると、現在、お茶の商売は難しく、鉄観音の販売は厳しいので、このようなお茶を売り出すことは主に、消費者の心配を払拭するためで、もっとお客さんに安心してもらいたいからです、と話します。

 

そもそも、国家標準の多くは強制標準であり、国家標準の基準を満たしていなければ、販売してはいけない類いのものなので、屋上屋を架しているような印象は受けます。
が、消費者の方では、基準なんてどうせ有名無実でろくに検査をしていないだろう、と踏んでいるのか、こういう商品が出てくると、注目をしてしまうようです。
何のための国家標準か・・・ということと消費者のメーカー不信を考えさせられる出来事です。

標準・基準の最近記事

  1. 団体標準『陳年茉莉花茶』制定

  2. 『緊圧祁紅』『老祁紅』の団体標準を発表

  3. ISO国際規格に対する普洱茶のあり方を問うシンポジウム、雲南省で開催

  4. 国際規格ISO20715:2023『茶葉分類』が正式に公布される

  5. 団体標準『陳年緊圧白茶』の原案が専門家審査を通過

関連記事

PAGE TOP