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普洱茶山の管理に台湾の”自然農法”を導入

雲南省の徳宏タイ族チンポー族自治州にある芒市では、普洱茶の山の管理に台湾の自然農法を導入したそうです。

 

台湾“自然农法”引入芒市普洱茶山管理

日前,记者从2014云南茶业国际博览交易会上走访时发现,有一款来自德宏州芒市的新茶特别引人关注,这款茶名为演易的乔木大树茶,不仅采用台湾最高端制茶工艺制成,还完全采用“自然农法”生成自然茶,可以用矿泉水冲泡,其独特的工艺和甜香引人瞩目。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0518/article_170261.html

先日、2014年雲南茶業国際博覧交易会に取材に行ってみると、徳宏タイ族チンポー族自治州の芒市産の新茶が特に人の注目を集めていました。
このお茶の名前は、演易の喬木大樹茶で、台湾のハイエンドの製茶技術によって作られているだけでなく、”自然農法”を完全に採用して作った自然茶で、ミネラルウォーターで淹れることができ、その独特の作り方と甘い香りが人の目をひいていました。

この展示ブースの前を通る人は、たいてい、まずは入り口の前に置いてある2つの茶壺で淹れているお茶の様子に引きつけられます。2つの茶壺の中の茶葉は、全て茶杯の中で直立しており、葉の姿は美しいのです。
出展していた茶商の黄敏哲氏によれば、これらはいずれも喬木大樹普洱茶で、彼らが採用した”自然農法”によって作られたもので、茶摘みの時には最も新鮮な茶の先端のみを摘み、さらに台湾のハイエンドな製茶技術によって製茶することにより、普通のお茶とは全く違うものになります。
黄敏哲氏は、さらに続けてこのお茶の独特なところを解説しました。いわゆる”自然農法”とは茶山の茶樹にいかなる農薬も噴霧せず、いかなる肥料も与えず、完全に自然にのみ成長を託したもので、茶山の管理で行うことは人手による草刈りと摘み取りだけです。このような自然の産量は大変低く、しかし、茶の本来持っている品質を保つことができます。
さらに自然茶は1800mの海抜で自然条件によってできたお茶です。生態茶や有機茶と異なり、違うところとしては、生態茶は国の生態基準に従って農薬や化学肥料を与えて作られたお茶です。有機茶は農家による肥料や生物に対する殺虫剤を使って作ることができます。
普洱茶にするとなると、香りは数年間の自然発酵によって作られますが、このお茶は台湾の最高レベルの製茶技術によって作られた普洱茶なので、発酵の必要は無く、作った後には既に普洱茶の清らかな香りと戻りの甘さがあります。これらはとても自然なものなので、ミネラルウォーターで直接淹れることができるのです。

聞くところによると、黄敏哲氏は台湾人で、彼は台湾で30年以上の製茶の経験があるそうです。5年前、彼は雲南にやって来て、芒市五岔路にある茶山を一目見るなり、数人の友人とともにお茶を植え、工場を開きました。彼が提唱する”自然農法”によってお茶を育て、生産をすることにしたところ、5年間はずっと損失が続いてしまい、そのほかの共同経営者は皆降りてしまう中、黄敏哲氏はひたすらに茶山と彼の理念を守り続けました。
彼はまた毎年一部のお金を地元の”自然農法”を行う農民に補助金として与えており、彼の精神は大変得がたいものです。

現在、芒市五岔路五棵树茶廠で生産されているお茶の種類は主に、演易天生星茶、特色紅茶、特色緑茶、普洱生茶、普洱熟茶、四方茶などがあります。
この工場では”自然農法”による原生態をずっと守るという理念の他に、庶民的な価格のハイエンド茶を作るという路線を維持しています。この目的はより多くの人にその美味しさを知ってもらいたいからだそうです。
彼らは今回初めて雲南茶博会に参加したもので、多くの人たちの好評を受け、このような甘みが合って純粋で、喉ごしが良く、香りも優雅な紅茶や緑茶はより健康な飲み物を探している人々にとって大変説得力があったようです。

 

雲南に進出した台湾の茶商によるお茶だったようです。
やはり商売に対する考え方が、大陸の経営者のそれとは随分違うように感じます。
こういうお茶、日本でも飲んでみたいですね。

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