湖北省で生産される紅茶は、その中心産地の宜昌市にちなみ”宜紅”と呼ばれてきました。
実際には宜昌市周辺の地域で広く生産されていることもあり、そうした地方の産地が自分の土地の名前をブランドにした紅茶を売り出そうとしているようです。
湖北省の恩施トゥチャ族ミャオ族自治州にある利川市の取り組みについての記事です。
利川红茶品牌化建设稳步前进
开门七件事,茶居一席,可见“茶”在中国人生活中的意义。如今的茶不仅是商品,也是一种生活方式和社交。16日,恩施土家族苗族自治州硒茶博览会在京拉开大幕。会上,恩施州利川市副市长杨振宇表示,利川有种植加工出口宜红工夫茶的160多年历史,品牌建设稳步向前。政府规划到2020年,茶叶综合的产值要向百亿元产业来奋斗。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0517/article_170238.html
開門七件事、茶居一席など”茶”は中国人の生活の中で意味を見いだされてきました。今では、茶は商品であるだけでなく、一種の生活スタイルであり社交でもあります。
16日、恩施トゥチャ族ミャオ族自治州のセレン茶博覧会が北京で開幕しました。
この会において、恩施州利川市の副市長・楊振宇氏は、利川市は宜紅工夫茶の栽培、加工、輸出に関して160年あまりの歴史があり、ブランドの確立に向けて着実に前進している、と表明しました。
地元政府の計画によると、2020年には茶の総産出額を100億元の産業に育てるために奮闘します。
利川市の紅茶ブランドの成長にあたり、利川紅茶のリーディング企業である飛強茶業の董事長・卓万凱氏は、次のように表明しています。
紅茶を輸出する企業は割と多く、企業自身の事業拡大というニーズとともに、地元の茶農家に対して安定的な収益をもたらしていくということも考えていかなければなりません。
紅茶の輸出量はここ数年は2000トン前後で推移しています。専門のマーケティングと販売チームを組織しました。僅かに年あまりの時間で、私たちは各地方政府の積極的な支援を受け、現在では星斗山利川紅茶は紅茶市場において一定の知名度を得るようになりました。
たとえば、昨年は”中茶杯”において特等賞を獲得しましたが、これは湖北紅茶が初めて”中茶杯”で特等賞を獲得したブランドの1つになりました。
楊振宇氏によると、利川市の宜紅工夫紅茶の生産、加工、輸出には160年あまりの歴史があり、利川市の生態環境、気候、土壌、海抜などの条件が有利に働いているとのことです。利川市の多くの地方が産業的な生産に適していると言えます。
利川市の茶葉で作られた工夫紅茶には”香り、甘み、滑らかさ”の特徴があります。
利川市では現在15万畝の茶の栽培面積が有り、名優茶とEU向け基準を満たしたお茶の生産量は年間1.2万トンで、そのうち紅茶は1万トンに達し、茶の総産出額は6億元前後で推移しています。
利川市は湖北省西部に位置し、北緯30度。湖北省西部の生態文化旅行エリアと武陵山試験区建設の重要な構成単位となっています。
利川市の気候は人に優しく、冬は厳寒も無く、夏には酷暑もありません。緑と水が多くて山は青く、林や竹も生い茂ります。市内全域の森林被覆率は72%にも達します。生態環境も優良で、工業汚染も無く、平均海抜は1200mで、平均気温は13.2度。夏になると、重慶の気温が42度になるのに対し、利川は24度にしかならず、”天然の酸素バー、爽やかで涼しい町”として知られています。
湖北省の中でも森が豊かで標高も高いため、大変環境の良いところのようです。
宜紅紅茶自体がブランド化へようやく動き出したところですが、利川紅茶は環境の良さを武器に果たしてどこまでブランドが浸透できるのでしょうか。