安徽省の茶葉価格が3シーズン連続で下落しており、生産を諦める茶農家が出ているようです。
安徽茶叶价格连续3季度下跌 部分茶农户不干了
据国家统计局安徽调查总队发布的调查报告显示,我省茶叶价格连续3个季度下跌,尤其是高档茶叶。一部分茶农户放弃茶叶生产。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0808/article_172740.html
国家統計局の安徽省調査チームが発表した調査レポートによると、我が省の茶葉価格は3シーズン連続で下落し、特に高級茶でその傾向が顕著でした。一部の農家は茶の生産を放棄するところも出てきています。
調査統計によると、第1四半期には我が省の茶葉価格は5.5%下落し、近年最大幅の下落となりました。第2四半期も我が省の茶の生産価格は0.9%下落し、我が省の茶葉価格は3シーズン連続で下落したことになります。
茶の価格は長年の上昇の後、中央政府の”八項規定(訳注:習近平が発表した政府の8分野における引き締め策)”の影響を受け、公務で使われるお茶やビジネスで使われるお茶の需要が急減し、高級茶葉市場は縮小して不振となり、高級名優茶の価格は下落しました。今年の春茶を見ると、価格の変化は高級茶の大幅下落、中低級茶は比較的販売が好調で、市場価格は昨年に比べて小幅に下落したという状況でした。
市場価格の大幅下落と同時に、茶農家は生産コストの増加に直面しており、このため一部の農家は生産を放棄しています。
今年の春の低温多雨は、茶の生産に影響を及ぼし、春茶の開園時期が昨年に比べて1週間前後遅れました。また、春茶の摘採期の気温上昇が早かったため、茶の成長が早くなりすぎたため、茶農家は摘みきれなくなり、春の名優茶の摘採期間は例年よりも短くなってしまいました。特に中高級名優茶の摘採量は例年に比べて下がりました。
調査はまた、労働力コストの明らかな増加を示しており、宣城市宣州区の茶摘み人の人件費は1人当たり120元/日となり、昨年に比べて20%増加しました。これに加えて、宿泊費と食費、帰りの車代なども必要になります。六安市金寨県の茶農家の茶摘み人への日払い人件費は昨年の120元から今年は180元~200元に増えています。
ある茶産地の県の調査では、今年は生葉を売り出す茶農家がどんどん多くなっているとのことです。これは1つには労働力不足が有り、もう1つの面としては市場の状況を把握するのが難しいので、生葉を売ってしまえば心配事が少なくなるので、市況が良ければ多く摘み、市況が悪ければ摘まないのです。
多くの家庭では出稼ぎに出てしまっているので、労働力が不足しており、人を雇うのでは採算に合わないので、家にいる人々だけで一部を摘み、余った茶葉はほったらかしになっています。
歙県の調査チームは、歙県内で茶の生産を放棄した茶農家が全農家に占める割合は8%前後に達するとしています。多くの茶園は親しい友人の経営に任せられていますが、一部は荒れるに任せています。
値段が上がるのと、人件費などの上昇で、茶農家として経営できなくなっているところが出てきているようです。人件費の上昇を価格上昇で吸収してきていた中国の茶業は、難しい局面にあるのは間違いないですね。