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九峰茗茶、資金繰りに行き詰まり閉店ラッシュに

様々なニュースで中国の茶業界の厳しさが伝わってきています。
福州市では多店舗展開していたチェーン店が資金繰りに行き詰まり閉店ラッシュになっているそうで、現地の茶業界に衝撃が走っているようです。

九峰茗茶倒店如潮 资金链断裂或为主因

曾经酝酿要上市的九峰茗茶,在几天内关掉了福州所有门店,此事一经曝光,宛如一颗定时炸弹,在福州茶叶界反响剧烈。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201506/00001474.html

かつては上場の準備をしていると伝えられていた九峰茗茶が、ここ数日の内に福州の店を閉店したという事実は、まるで一種の時限爆弾のようで、福州の茶業界では激震が走っています。

九峰茗茶について詳しい福州の茶業界関係者の王氏は、上場を目指すために九峰茗茶はここ2年ほど盲目的に拡大を行い、運営の多元化を行ったため、資金がショートしてしまい、これが九峰茗茶の”倒れる”主な原因となったかもしれない、と言います。

 

<会員:カードの余剰金は帰ってきません>

本紙のホットラインに電話してきた高さん(女性)の話によると、昨年の中秋節に九峰茗茶の屏山店で九峰会員カードを購入し、500元をチャージしました。お茶を買うのに200元あまり使い、245元ほど残っていたのですが、最近店に行って払い戻しをしてもらおうと行ってみると、店は既に閉店しており、本部の電話も通じなくなっていました。

昨日、九峰茗茶の本部のお客様ダイヤルに電話をしてみると、対外的に公表している電話番号は既に空き番号になっており、本部の電話番号はずっと話し中でした。

九峰茗茶の経営者である葉済徳氏は漳州市平和県の出身で、九峰茗茶を経営して10年余りになり、業界での評判はすこぶる良好でした。昨日、その携帯電話に電話をしてみると、電源が切られた状態になっていました。この後、九峰茗茶の福州の店舗に何軒も電話をしてみましたが、どこも誰も出てくれませんでした。

九峰茗茶のある匿名の従業員の話によると、本部は資金繰りに問題が発生し、資金ショートを起こしたため、閉店せざるを得なかったと言います。

九峰茗茶と葉済徳氏について詳しい福州の茶業界人の王氏の話によると、彼が九峰茗茶の異変を知ったのは5月30日で、彼の知っている上級幹部や中間管理職と誰とも連絡がつかなくなっていました。

「本当に惜しいです。九峰茗茶は元々上場するはずで、業界内での評判もとても良かったのです。さらに葉済徳氏も非常に優秀で、良く出来た人でした。景気が下がっていき、茶葉会社は冬の時代に直面していますが、この事件から汲み取れる教訓は、盲目的な拡大はしないことです」と王氏は言います。

 

<九峰茗茶の拡大は時機を逸していた>

九峰茗茶はどうして倒れてしまったのでしょうか?一体何が九峰茗茶の資金繰りを絶たせてしまったのでしょうか?海峡茶都の総経理・林偉氏は、ここ数年、茶葉会社は”利幅の薄い時代”に突入していました。お茶を買うお客さんは元々の政府機関や団体から個人に変わっており、かつ扱う茶の種類も増えてしまい、個人は種類が多いことを好むので、鉄観音、緑茶、白茶、岩茶などをどれでも選べるようにすることは、茶葉会社の経営に対しての圧力となっていました。

「私は葉社長をよく知っていますが、九峰茗茶は早くから上場の準備を始めていたので、こういう話を聞くと、本当に残念に思います」と林偉氏は言います。

九峰茗茶の動向をよく知る業界関係者の王氏は、九峰茗茶を追い込んだ理由は色々ありますが、最も核心的なのは九峰茗茶のこの2年ほどの早すぎた拡大だと指摘します。

「上場を行うためには、絶えず店を開店し続けなければならず、それが直営であっても加盟店であっても、拡大の時期が間違っていました。今は経済が低迷し、茶業界の不景気の時期なのです」と王氏は言います。九峰茗茶の拡大の時期が間違っていて、ここ2年ほどの開店数があまりにも多く、あまりにも早すぎたことと、金綫蓮(訳注:金綫蘭とも。薬効で知られる)のプロジェクトに投資したことで資金繰りを行き詰まらせてしまったのです。

このほか、王氏はここ数年、九峰茗茶は外部から多くの人材や団体を”落下”させるように引き込みましたが、会社の経営規模はそこまでに達しておらず、人件費のコストが高い会社になってしまい、加えて家賃なども高くなっていたため、これらの重しがコストを高めて利潤を削り、赤字をもたらしていました。

「九峰茗茶が金綫蓮のプロジェクトに投資をしたのは、本来時期に合っていなくて、金綫蓮を大きく広げることで価格の下落を呼び込んでしまい、これに不景気が重なり、投入した資金は水の泡になってしまいました」と王氏は言います。実際、この数年茶葉会社はあまり良い日を過ごしておらず、誰もが戦線を縮小し、コストを圧縮して、”厳冬”を乗り切るしか無いように思えます。
 

上場を目指しており、経営者の評判も良かったようなのですが、市場の逆風下での無理な店舗拡大に加え、健康食品に手を出したことにより、業績を急悪化させてしまったようです。

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