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プーアル茶の価格はおしなべて3割以上下落

昆明の地元紙がプーアル茶市場の価格下落について報じていました。

普洱茶价格普降三成以上 或迎新一轮洗牌

一边是热闹的茶博会开幕式,一边是稍显冷清的茶叶市场。昨天的茶博会上,没了往届的“天价茶”,老班章、冰岛等也低下了“高贵的头颅”,不少商家预计,此轮市场下行还将持续一段时间,或是新一轮洗牌的开始。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201505/00001304.html

一面では熱気ある茶葉博覧会の開会式、もう一面では冷え込んだ茶葉市場。昨日の茶葉博覧会では、これまでのような”法外な値段のお茶”は無く、老班章、冰島などの”高貴な顔”も低下し、多くの業者は今回の市場の加工はまだしばらく時間がかかるとみていて、あるいは振り出しに戻るところかもしれないと考えています。

雲南の普洱茶の版図の上で、雲南双江勐庫茶葉有限責任公司は、その中の一角を占めると言えるでしょう。董事長の戎加升氏は、今年の市場の動向から見ると、古樹茶は30%前後下落し、台地茶の値下がり幅は50%以上だと言います。

雲南中茶茶業有限公司の西南地区副マネージャーである方雲氏も戎加升氏と同じ答えでした。中茶の357gの老班章は昨年は1枚8800元で売り出しましたが、今年は1枚1500元前後で、高貴な老班章でもこの市場に直面しては頭を低くせざるを得ません。

「実際、価格が3割前後下がっただけでなく、今年の茶葉の買い上げ量も相対的に減っています。多くの業者は大量に買いたがらないので、このため、一部の茶農家は価格の安い台地茶は摘まずに直接捨ててしまっています」と雲南省社会科学院研究院の蒋文中氏は分析します。現在、普洱茶の市場には3つの特徴が出ています。有名な古樹茶の価格の下げ幅は小さめですが、台地茶の価格の下落は明らかです。しかし名前も知らない、価格の低かった古樹茶は逆に値上がりをしています。

蒋文中氏の見立てによると、現在市場は膠着状態にあり、多くの大メーカーも手を出せない状況です。しかし時間が過ぎるにつれて、このような状況はすぐに打ち破られて、プーアル茶市場はさらにまた一歩下落していくでしょう。このような状況では、競争はより熾烈になり、一部の企業は新しい競争の中で淘汰される局面になるでしょう。

雲南滇紅集団股份有限公司の董事長・王天権氏も、雲南の茶葉市場は調整期にあり、さらに市場の動向が下落していく中で、ブランドの無い業者は供給メーカーへと姿を変えていくことでしょう、と話します。「未来の茶葉市場は、ブランドと資本こそが王道で、雲南には現在のところまだ50億元の規模の茶葉会社がありませんが、3~5年も成長すれば、雲南でも100億元規模の茶葉会社が誕生すると信じています」

 

プーアル茶の場合、新茶にこだわる必要も無く、消費者の手元にもかなりのストックが積み上がっている状態なので、この停滞は思っている以上に長く続きそうな雰囲気です。
ある意味、投資目的で茶葉を売るというのは利益の先食いでもあるので、一段の淘汰過程は避けようも無い情勢のようです。

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