昨年の中国茶の輸出統計が出てきたようです。
2014年中国茶叶出口同比下降7.5% 出口金额反增2.1%
日前,中国食品土畜进出口商会茶叶分会公布了2014年我国茶叶出口数据。据我国海关统计,2014年我国茶叶出口30.1万吨,同比下降7.5%,出口金额12.7亿美元,同比上升2.1%。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201503/00000029.html
先日、中国食品土畜輸出商会の茶葉分会は2014年の茶の輸出データを発表しました。税関の統計によると、2014年の茶葉の輸出は30.1万トンで昨年比で7.5%減少しましたが、輸出金額は12.7億米ドルとなり、昨年比で2.1%上昇しました。
統計から明らかになったのは、今年は全ての茶類で全面的に輸出が減りました。2014年の緑茶の輸出は24.9万トンで、昨年比で5.8%減少しました。緑茶の輸出はお茶の貿易の中で未だに中心的な役割があり、輸出総量の80%以上を占めています。紅茶の輸出は2.8万トンで、昨年比で15.6%減少しました。烏龍茶の輸出は1.5万トンで、9.7%の減少、花茶の輸出は5782トンで、15.7%の減少、プーアル茶の輸出は3385トンで、25%の減少となりました。
これについて、中国経済網は中国食品土畜輸出商会の茶葉分会の秘書長・蔡軍氏に取材を行いました。蔡氏の話によると、昨年の茶葉輸出がこのように大きく落ち込んで、ここ数年で最低を記録したのは、多くの業界関係者にとっても、驚きの声が上がっています、と話していました。
蔡氏によると、茶の輸出量が大きく減った原因はいくつかの要素があると言います。1つめには、茶葉の輸出価格がここ数年の生産コストの増加によって、値上がり幅が大きくなったので、海外市場の需要が抑えられてしまい、貿易量が減少したこと。2つめには、一部のアフリカ国々では、疫病や政局の混乱などが茶葉貿易に影響し、アフリカ向けの輸出が4.2%減少したことです。3つめには、EU、日本などの茶の残留農薬の基準が厳しくなり、検査方法も変わったことです。2014年、我々がEUや日本に茶葉を輸出し、農薬残留量の基準超えとなったことは33回あり、そのうちEUは30回で、日本は2回です。4つめには、ロシアの経済状態が複雑化し、西側諸国の経済制裁などによって大きく低迷したため、茶葉の消費が不振となりました。5つめには一部の国家、例えばウズベキスタンなどでは、茶の貿易サイクルが長く、支払いサイトも長いため、企業の経営リスクが大きくなるので、企業の積極性がなくなり、茶葉の輸出が萎縮したということがあります。
しかし、蔡氏は、政府、業界と企業が共に協力し、手を携えて、産業の転換の歩みを早めることで、中国の茶葉輸出はいずれ苦境を脱することが出来、新たな競争優位を獲得できるだろう、と話しています。中国食品土畜輸出商会の茶葉分会は、中国茶の輸出の重要なキーであり、中国茶の輸出の苦境に直面しても、より茶葉の輸出拡大の機会を得ていきたいとしています。
色々な事情はありますが、やはり国際的な価格競争力が損なわれてしまった、というのが輸出低迷に繋がった一番の大きな原因でしょう。
人件費の上昇で、かつてのような人海戦術が通用しなくなっているので、茶業界の危機意識はそれなりにあるようです(国内市場の方が魅力的なので、後回しになる可能性はありますが)。