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ここ5年で最も温暖な冬となった広西チワン族自治区

昨年から今年の冬は、比較的温暖だったようで、各地で早めの茶摘みになっているようです。
広西チワン族自治区の柳州市でも春茶の茶摘みが全面的に始まったようです。

广西柳州冬天5年来最暖 早春茶叶全面开采

去年12月至今年2月,广西柳州各县市平均气温相比常年偏高1℃以上,是近5年来最暖的冬季。受其影响,柳州今年茶叶抽芽早,生长快。近期,全市早春茶已全面开采。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201503/00000037.html

昨年12月から今年の2月は、広西チワン族自治区柳州市の各県の平均気温は平年よりも1度以上高く、これはここ5年ほどで最も暖かい冬でした。その影響を受けて、柳州市の今年の茶は芽が出るのが早く、成長も早く進みました。近頃は、市内全域の早春茶は既に全面的に茶摘みが始まっています。

気象データによると、この冬(2014年12月1日~2015年2月28日)の柳州市の各県の平均気温は平年よりも1度以上高かったようです。この5年ほどだけを見ると、昨年と一昨年の冬の平均気温は、10.8℃、11.1℃であり、平年と比べても温度差は0.3℃ほど高めでしたが、僅かな差でした。昨年と一昨年の冬は正常だったと言えるでしょう。それより前の2年ほどの気温は、平均気温よりも-2.3℃と-1.1℃で、明らかに寒い冬でした。

また春が来て、新茶を飲むのに良い季節になりました。滇紅は茶の成長に大変重要で、温かいことは茶業にとってはメリットが多いです。天候が暖かければ、茶樹の発芽も早く、茶の売り出しもずっと早くなります。融水県のある茶葉会社の社長の話によると、柳州市の前半の気候は温和で、茶の成長も良く、一部の茶品種では1月には既に発芽をしていて、彼らは2月12日に茶摘みが出来たほどで、今年の春茶の茶摘み時期は昨年よりも20日あまり早くなった、といいます。

このほか、柳州市農業局への取材によると、今年は柳州市の各県では、茶樹の成長期に冷害の報告が無かったといいます。特に元旦からの天候は温かくなって、気温もぐんぐん上昇し加えて水分や日照も十分だったので、茶樹の発芽と生長には適しており、一部の茶樹は1月末には茶摘みが出来るほどの水準になりました。三江、融水、鹿寨などの県では、既に2月中旬或いは下旬には今年の最初の春茶を摘み始めていました。今では、柳州市の早春茶は、茶摘みの最盛期に入っています。

柳州市は国内でも茶の生育に最も適した地域の1つで、”中国早春第一茶”という名もあります。春茶に関しては、”三日早く摘めば宝だが、三日遅く摘めば草になる”というように言われます。春節後から清明節の前までに摘まれた春茶は通常、大変珍しく貴重なもので、茶に含まれる栄養成分も豊富で、早春茶は一般には汚染がなく、品質、味わい共に最高とされています。

柳州市気象台の予報によると、ここのところ柳州市では寒気の活動が活発になっており、気温が低く曇りや雨の天気が続くとしています。茶農家には、春節後から清明節の前までは変わりやすい春の天気が続くので、天候の変化に注意して、特に時々発生する寒の戻りや強い対流の天候に注意するべきだと呼びかけています。

 

今年は一部の産地では暖冬となったようですね。

 

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